2009年9月15日 第86回「今月の言葉」
●(1)昔、コマーシャルにありました。「幸せってなんだっけ、なんだっけ・・・・・ポン酢醤油があるうちさ!」だったと記憶していますが、冗談はさておき、「幸せ」って何でしょうか? もちろん、人それぞれですから、「幸せは、これこれです」という類いのものでないことは確かです。確かではありますが、私(藤森)の推測では、非常に多くの人たちが「幸せ」を誤解しているように思えてなりません。 そこで、今回は、私(藤森)の意見をあまり言わずに、ほとんど全く同時にマスコミに掲載された記事をご紹介して、一考察としたいと思います。●(2)①平成21年8月3日(推定)、大原麗子さんが亡くなりました。②また、同じく8月3日未明、酒井法子容疑者が覚醒剤発覚問題で逃走しました。③そして、8月25日、エドワード・ケネディ民主党上院議員が亡くなりました。 この3つの新聞や週刊誌の記事を読むにつけ、「幸せ」ってなんだろうと考えさせられます。3人の記事を順番に掲載します。 |
●(3)平成21年8月8日、日刊ゲンダイ「大原麗子・痛々しかった晩年」
<自宅ベッドに死後2週間> <手足マヒ、近所とトラブル報道も> 大原麗子(写真は省略=62)が亡くなった。6日夜、大原の弟が連絡が取れないため警察に届け、成城署の警官が自宅に入ってベッドで死亡しているのを確認。死後2週間とみられ、一部は腐乱していたという。 |
●(4)平成21年8月8日、日刊ゲンダイ<酒井法子「子供預けてあるから」と署への同行拒否>
<知人男性の車で姿消す> <最悪のタイミング!> <7000万円もかけた最高裁の困惑> <藤森注・・・・・高相容疑者が逮捕された3日未明は、最高裁が長年、力を入れてきた「裁判員裁判」が初めてスタートした日、8月3日の月曜日です。因縁とは不思議なものですね。> |
●(5)平成21年8月27日、読売新聞「名門・最後の大黒柱」
<ケネディ氏死去・いち早くオバマ支持> 「評伝」25日死去したエドワード・ケネディ民主党上院議員は、希代の大統領ジョン、司法長官ロバートの2人の兄の栄光、そして暗殺の悲劇という名門ケネディ家の伝説と神話を一身に背負い続けた「王朝」最後の大黒柱だった。半世紀近い上院での政治人生は、公民権運動や教育、福祉など内政分野で大きな足跡を残し、初の黒人大統領誕生への潮流をいち早く見極めた洞察力とともに長く米政治史に名を残すことになろう。 1958年、当時上院議員だった兄ジョン・F・ケネディの再選キャンペーンに参加する形で政治活動に入り、大統領になった兄が暗殺される前年の62年、30才でマサチューセッツ州選出の上院議員に当選した。68年には、大統領選に立候補した兄ロバートも凶弾に倒れた。 <藤森注・・・・・ここの新聞記事に載っている「ケネディ家の主な人々とその経歴・悲劇」が凄い。それをご紹介したいために、取り上げました。 |
●(6)平成21年8月28日、夕刊フジ「のりピー新事実続々・・・」「転落人生の裏に悲哀過去」
<複雑生い立ち 捨て子だった> <逃走に同行 継母は「肺がん」で> |
●(7)平成21年9月4日号、週刊ポスト<現場の磁力>山藤章一郎と本誌取材班
<老親介護の日々「大原麗子」はこれからいよいよ増える> <現場データファイル・・・“病躯”と“母”と“高齢化”。かがやきから暗転を駆けぬけた女優が背負った痛切の重荷。>(今月の五行歌ご参照) 「見て。もう体に力が入らないの。でも、でも、お母さんの看病もしてあげなきゃいけないの。ねえ、どうすればいいの・・・・・。ねえねえ」 森が18歳、大原さんが19歳。雑誌『近代映画』の企画で新進女優と新人歌手が箱根の<小涌園>に集まった折に、2人は出会った。 「あっ、痛たたたた・・・・・」「今日も2つの病院に行ってテーピングとかギブスもするの。鍼にも行かなきゃいけないし。ほかの病院も通ってるの。それくらい悪いんです」 <自宅のテレビで笑うかつての共演者たち> 大原さんが息を絶やした日、母親は一緒ではなかった。 さらに治療にも、女優は、心をはりさけさせた。 話は、少しそれる。 大原さんが逝く3ヶ月半ほど前の春のさかり、<要介護5>の母を横に、遺書をおき、元・アイドルの清水由貴子さん(享年49)が父の墓前で自裁した。 <お母さん、なんで泣かないの?> 都立青山葬儀所は、3000坪の敷地にある。一帯は、元は、美濃(岐阜)郡上藩主・青山家の江戸屋敷だった。明治に入ってすぐに、公共墓地として<青山霊園>がひらかれた。地続きに葬儀所ができた。いま、1日にひと組しか葬儀式典はおこなわない。誰でも申し込める。利用料金はホームページに載っている。 「葬儀は質素に家で、と姉から念を押されてました」と、弟氏は語った。 |
●(8)私(藤森)が尊敬している「名づけ」の専門家、牧野恭仁雄先生のご著書、<漢字・呼び名・イメージで選ぶ「赤ちゃんにピッタリの名前が見つかる本」>(PHPビジュアル実用BOOKS、1200円)から、大原麗子さんと酒井法子さんの漢字の象形文字を調べてみました。
①大原麗子さんの「麗」の文字・・・・・読み方は「レイ」「うるわしい」とあり、象形文字は2頭の大きなシカを描いた字で、「美しい」、「目立つ」という意味をあらわします(象形文字は省略させていただきます)。 とあります。まさに、文字通りの方ではなかったでしょうか? 大原麗子さんの生きてきた人生とは余りにもかけ離れていないでしょうか、というより「真逆」の世界です。ここが「無意識」「深層心理」の不可思議さです。お母さん、飯塚俊子さんは心臓弁膜症とリウマチを併発していたとのことですから、無意識の世界では、大原さんが産まれたときに、そういう危惧があったとしても不思議ではありません。 ②酒井法子さんの「法」の文字・・・・・読み方は「ホウ」「ハッ」「ホッ」「のり」とあり、象形文字は、動物と、人と、出入り口と、水を描いた字ですが、何をあらわしているのかはっきりわかっていません。外出した人と動物が川の水を飲む順番、またはその方法と考えることもできます(象形文字は省略させていただきます)。 とあります。酒井さんの名前は、まさに法律の「法」の字です(水を飲む順番や方法は、それを意味しているように思えます)。ですから、「裁判員制度」PR映画の主役になるのはうってつけの方だったわけですが、よりによって世紀の大改革の「裁判員による裁判」がスタートしたその日に逃走するというのは、偶然にしては偶然過ぎます。 9月15日以降は保釈保証金を支払えばいつでも保釈される予定が、半額だけ納めて、9月17日の昼の時点では、まだ保釈されていません(17日の夕方に保釈されたようです)。そうこうするうちに、ご主人の高相氏が先に保釈されました。何か、事情があるのでしょうが、順番が「アレッ?」と思いませんか? さて、いずれにしても、こういう本当の姿(酒井法子さん)を理解した場合、私たち、シロートがどれだけ正しい裁判員の役割を担えるのでしょうか?私は、酒井さんは薬物を使ってまで生き延びたのだと判断します。 |
<文責:藤森弘司>
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