2009年3月15日 第80回「今月の言葉」
~定額給付金で「災害用の備蓄品」を買おう!?!?!?~
リンクの画面は小さいので、画面の右下に、<4つの矢印がついた1センチくらいの四角>が出ます。これをクリックすると、画面が大きくなります>
●(1)朝日新聞の「地球24時」という海外欄に、1月は数回、鳥インフルエンザに感染して死亡した記事が掲載されましたが、2月には1度もありませんでした。が、2月の最終日、社会面に下記の記事が掲載されました。
朝日新聞、平成21年2月28日「ベトナムでは死者」<今年2人目> |
●(2)私(藤森)自身、最近は、さすがにウンザリしてきています。関連のニュースもあまりなく、ホッとしていて、中だるみ状態のところに、ニュースが続けて飛び込んできました。このホームページをご覧の皆様は十分ご存知かと思いますが、念のために、タイトルだけをご紹介します。
①朝日新聞、平成21年2月24日、「新型インフル対策取らないと・・・・・」 <首都圏半数の感染予想><「外出規制がカギ」国立感染症研> ②朝日新聞、平成21年2月27日、28日、3月11日「ウズラ鳥インフルエンザ」 <鳥インフルで25万羽処分へ・愛知・豊橋のウズラ><愛知鳥インフル3件目感染確認> <藤森注・・・NHKなどのテレビニュースでは、弱毒性の「H7型」であるが、強毒性に近づく「変異」が起きていたと報道されていました> ③朝日新聞、平成21年3月6日「リレンザ備蓄・46道府県ゼロ」 <本社調査・新型インフル対策> ④朝日新聞、平成21年3月6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日の夕刊「感染ウオーズ」 |
●(3)さて、今まで詳しい説明をしてきたのは、周囲が余りにもノンビリしていて、平和ボケムードにどっぷり浸かっているのを痛感したために、「新型インフルエンザ」がいかに恐ろしい問題かを、これでもかこれでもかとくどいほど詳しくお知らせしてきました。しかし、目をショボショボさせながら、大量の情報を打ち込んだり、洪水のようにある情報に、さすがにウンザリしてきました。 これからは、何か新しい情報がありましたら、その都度お知らせするとして、今回は総集編として対策をお知らせし、最終回とします。●(4) 一般の方々がノンビリしているのは仕方が無いかもしれません。私の兄が入所しているある施設は、非常に良心的ですばらしい施設です。その施設では、「新型インフルエンザ」を気にしていながらも、詳しい情報を持っていなかったので、私(藤森)が持っている全ての情報(カセットテープ、録画したDVD、本)を提供しました。 また、ライフラインですが、東京電力や水道局などは、メディアの情報によればかなり対策が進んでいるようですが、私のところのガスは一般の民間ガス会社ですので、心配して問い合わせをしました。 その営業所の所長は、予防注射は打ったと言っておりましたが、話をしてみると、詳しい情報はほとんど持ってはいないようでした。そこで、上記と同様の全ての情報を提供しましたが、ウンともスンとも言ってきません。 こういうガス会社の反応を探ることで、会社の姿勢が伺えます。確かに、本格的にやるには非常に難しい対策が必要で、一民間会社では、十分な対応が困難であることは十分に理解できます。しかし、それにしても、反応があまりに酷いので、交流分析の「A」を使って、自らの対策を立てました。 今、我が家では、出窓の下にガスボンベを置いているので、小型の15リットルタイプを設置していますが、出窓の横に移動すれば、25リットルの一般タイプを設置できます。そうすれば、「25-15=10」つまり、10リットル多く備蓄ができます。 これがどれだけ巨大な備蓄になるかおわかりでしょうか?非常事態にガスが切れる場合を想定して、我が家では現在、卓上型タイプのガスボンベを10本備蓄していますが、15リットル余分に備蓄できると、計算上、卓上型ボンベを60本備蓄しているの同様になるそうです。 |
●(5)さて、どの情報に接しても、食糧の備蓄は、<最低2週間分>準備すべきのようです。実際に準備してみると、2週間分の備蓄は大変な量になります。何故ならば、長くなればなれほど、生活必要品のアイテムが増えるからです。 例えば、乳幼児がいるご家庭ならばオムツが必要になりますし、日頃使っている薬があれば、それも必要です。化粧品や歯ブラシ、歯磨き粉、セッケンなども必要になります。 考え出すとキリがないのですが、やる以上は、キチンと対策を立てるべきです。私(藤森)は当初、新型インフルエンザに対して、かなり不安な気持ちがありましたが、やるだけのことをやってみると、後は「なるようにしかならないという達観(?)した心境」になりました。この経験から考えて、不安というのは、やるべきことを十分にやっていない場合に起こるように思えました。つまり「無意識」は分かっているようです。さて、備蓄に一番大変なものは「水」です。過日、2リットル入りのペットボトルの水を購入しました。ダンボール箱に6本(12リットル)入っていて、この1箱だけで、自転車で運ぶのにフラフラになるほどです。しかし、これで4人家族でわずか1日分です。一般に1人分、1日3リットルが目安だそうですから、これを忠実に2週間分備蓄するならば、14箱にもなってしまいます。自転車で14回運ばなければなりません。備蓄する場所を確保するだけでも大変です。これが1ヶ月分となると、なんと30箱になってしまいます。 私はまだ水は十分に揃えていません。最悪はフロ桶に溜め込む考えでいます。緊急事態が発生したならば、フロ桶に溜め込み、入浴用はシャワーで済まそうと思っています。 こういうことを一通り考えて備蓄するのは本当に大変です。しかし、無駄になるものはありません。うまく回転させれば、備蓄品は全部利用できます。やる以上は、可能な限り十分にそろえましょう。我が家では、災害用食品を食べるときは、ここまで無事に生き延びられたことを喜びながら、できるだけおかずを充実させて活用するよう話し合っています。 今までは備蓄することに夢中で、まだ備蓄品の飲食は経験していません。そろそろ備蓄品の飲食が必要になってきました。インスタント・ラーメンの消費期限がもう少し長くなると助かるのですが、どれも大体数ヶ月です。うっかりすると夏場に暑いラーメンを食べるようになるので、そういう工夫も必要になります。 ●(6)さて、目安を3通りを考えてみます。まず、最低は2週間分です。これだけでも大変ですが、できるならば1ヶ月分を考えたいですね。理想を言えば2ヶ月です。新聞に紹介されたものを最後にリンクしておきますので、じっくり検討してみてください。 恐らく、世界史的にみて、太平洋戦争後の日本ほど、豊かで平和な国はなかったのではないでしょうか?余りにも平和(ボケ)に暮らしてきたために、これが当たり前のように思えてしまいますが、むしろ、この平和な時代こそが歴史的にみれば「夢まぼろし」のようなものであるのかもしれません(アメリカにしてみれば、うまいこと日本人の魂<武士道?>を骨抜きにすることができたのかもしれません)。 ●(7)対策として、まずは「十分に備蓄」することです。 そして、外国(中国やインドネシアなど)で死亡者が出て、テレビが「臨時ニュース」を流したり、かなり切迫した放送があったならば、直ぐに買いだめに走ることです。 今回の「新型インフルエンザ」は、発病するまではほとんど症状がでないようですので、感染者が入国する可能性はかなり高い(恐らく絶対!!!)と思ったほうが良いでしょう。これだけ人口が増え、飛行機でのビジネスや旅行が発達していれば、テレビで臨時ニュースを流すころは、かなり多くの「(未発病の)感染者」が存在することを想定しておくべきだと思います。 ●(8)スペイン風邪という「新型インフルエンザ」が流行った1914年当時は、現在の人口の約半分でした。その上に交通網は発達していませんでした。そういう状態の中、全世界に感染が広がるのにわずか7~11ヶ月だったそうです。 ●(9)国立感染症研究所・大日康史(おおくさやすし)主任研究官らの研究によれば首都圏の人口密集地で新型インフルエンザが発生した場合、最初の患者の診断が確定した時には、感染者は首都圏全域で約3000人にも広がっている可能性があることが、試算でわかったそうです。 ですから、このホームページをご覧の皆さんは、国内で発生してから行動を起こすのではなく、外国で発生して、単に報道をするという雰囲気だけでなく、緊急性がありそうな場合には、すぐに行動を起こすことです。この時点ならば、多くの人は、不安を抱えながらも、しっかりした行動を起こしていないはずですから、緊急の報道を聞いてからすぐに行動を起こせば、かなり余裕を持って、十分な対応ができるはずです。 これは大袈裟ではなく、阪神大震災のとき、1月の寒いときでありながら、火葬できない死体が体育館に一杯になり、腐敗が始まったそうです。阪神大震災は申し訳ないが、わずか6000人くらいでした。 ●(10)これはどういうことでしょうか? 日本の政府は、幕末の例を上げるまでもなく、「新型インフルエンザ」や「大不況」という世紀の大問題があるというのに、この体たらくは想像以上に酷いものがあります。ですから、何事も事実・実態を知らせない傾向にありますので、これがもし、アメリカのブルッキングス研究所の予測のように、日本で400万人の死者が出たならば、これはもう想像を絶する事態です。阪神大震災の約1000倍の死者数ですから、処理が追いつかず、そして、夏場であれば、一体全体どうなるのでしょうか? |
●(11)<対策のまとめ>
①まずは「2週間分の備蓄」です。できれば「1ヶ月分」、理想を言えば「2ヶ月分」です。2ヶ月分の根拠は、第一波が終息するのが過去の経験だと、約2ヶ月ですので、2ヶ月間篭城するために、理想を言えば2ヶ月分備蓄したいところです。 ②備蓄まで手が回らない方は、2週間なり1ヶ月なりの「必要品の一覧表」を作成しておくことです。いざとなってからでは、何を買って良いか、なかなか適切に思い浮かばないものです。余裕のあるときに、ジックリ時間をかけて調査・工夫しておくことです。 ③主としてテレビで、外国で「新型インフルエンザ」の死者が発生して、それを伝える内容がかなり緊迫している感じがしたら、もちろん、臨時ニュースであれば当然ですが、その時は、感染者が日本にも入国していると思って、可能な限りの食糧などを、「一覧表」を基に購入する。 ④自分や家族が疑わしき症状を示したならば、まず最寄りの保健所に相談して、適切な指示を仰ぎます。 ⑤マスクや消毒液、ゴーグル、なども用意して、止むを得ず外出する場合は、万全を期することです。 必要品は言い出したらキリがないので、また、本気にならないと本格的な備蓄はできないので、後は、新聞の切抜きをリンクしますので、それを参考にしてください。 |
●(12)備蓄品、その他のリンク
締め切り直前に、またまた東京都が発行のパンフレットを入手しました。小学校に通っている息子が、学校からもらってきました。恐らく、東京都の小学校、中学校の全生徒に配布したものと思われます。場合によっては、高校生にも配布されたかのかも知れません。かなり大掛かりの対応で、東京都の本気度が伺われます。 ①<東京都・・・・うつらないこと、そして、うつさないこと。 ②2008年5月14日、読売新聞、 ③2008年?月?日、○○新聞 ④2008年?月?日、日刊ゲンダイ ⑦2009年1月17日、日刊ゲンダイ ⑧2008年8月15日、日刊ゲンダイ ⑨2008年12月19日、読売新聞 ⑪2009年2月6日、日刊ゲンダイ |
<文責:藤森弘司>
最近のコメント