2023年6月15日第248回「今月の言葉」「『般若心経』の神髄『無』『空』とは何か?②」」

(1)今回は、人生にとって極めて大切な「無と空」が実践的に理解できるお話をしたいと思います。「無」や「空」が実践的に理解できるようになると、生きるのがとても「楽」になります。

 「本気・真剣・一所懸命」2023年5月15日第247回「今月の言葉」ご参照読まれることをお祈り申し上げます。

(2)さて次の~~~~~~以下は、2022年5月15日、235回「今月の言葉」の一部の転載です。

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(2)さて、先日、社会的業績として、ある一流の活躍をしている方から、あることに関して、私に対して、貴重なアドバイスをくださいました。

≪≪○○様の貴重なご意見のお陰で、色々な気づきが深まり、そして貴重な資料に気付くこともできて、長年の私の考えを整理することができましたことを心より深く感謝申し上げています。
 その「認識」を理論化してみましたので、お読み賜れば幸いです。≫≫

 こういう流れの中から、私が長年、認識しながら「言語化」することができなかった「私の考え」を整理することができました。それが≪≪上≫≫≪≪下≫≫の問題です。

 大袈裟に言えば、人生「最大級」に重要な「課題」だと私は思っていますので、じっくりとご覧賜れば幸いです。

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 さて、世の中で評価される全ての物事は≪≪上≫≫にあります。

「学問」「資格」にしても、「スポーツ」にしても、ピアノやギターや絵画などの「芸術」にしても、会社などの「経営能力」にしても、職人の「技術」にしても、物事のすべて・・・種々様々な「業績」「功績」「高く評価」されるのは、自分の立ち位置の≪≪上≫≫にあります。

 しかし、「悟り」「自己回復」「無」「空」を目指す方向は、自分の立ち位置の≪≪下≫≫≪≪深層心理≫≫にあります。

 私(藤森)は、「学歴(明治大学夜間部中退)は低いし、「資格」はゼロ、「社会的業績」もゼロ、「経済力」もゼロで、≪≪上≫≫を目指す「要素=人間性」の全てがゼロの人間です。

 そういう意味で、私は「存在価値が低い人間」です。

 その「存在価値が低い」私が、何とか人生をより良くしたいとジタバタした結果、唯一の「取り組むべき価値」を見いだしたのが、≪≪下≫≫≪≪深層心理≫≫でした。

 このように、私自身のことを書きましたが、超一流の○○様は、次のように「反応」されました。

**≪≪私が常に上からの目線と書かれ、貴兄には下からの目線で、自身の生い立ちや家庭環境等を述べられ、しがらみがトラウマとなり、引きずって歩かれている気がしてなりません。もっとリラックスされたらと感じます。≫≫

 私に対して、このように素晴らしいことをおっしゃる「素晴らしい方」がいらっしゃいます。そして、この方は、ご自分の素晴らしいご体験「坐禅の呼吸法」では、さらに素晴らしい次のような「完璧」なことをおっしゃっています。ジックリとご覧ください。

**≪≪坐禅の呼吸法で全ての考え方や知識を一度、ハキ捨て心をカラにする。それをすれば心や頭が悩みやくだらないゴミや知識が一掃され、新しい知恵がカラの心を満たしてくれる。その知恵で行動すれば、自分にとって最適な行動となる。要は過去問など知識をツメ込む偏差値教育で学歴が決められ、偏差値が高い人程未知なる未来に対して新しい発想が出てこない、大切なのは左脳より右脳、感性(感受性を鍛える、音楽、芸能、スポーツ)であり、新たに発想法や想像力、知識ではなく知恵やチャレンジ精神の要素・トレーニングが求められている。≫≫

 この「完璧」の素晴らしさ、私には永久に不可能な最高級の素晴らしさです。

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 さて、これから極めて重要な課題を「今月の言葉」「『般若心経』の神髄『無』『空』とは何か?②」」として解説します。「本気・真剣・一所懸命」に読まれることをお祈り申し上げます。

(3)これから少々奇妙なことを申し上げます。

私はヘビが大嫌いですが、ヘビを首に巻いたり、自宅で飼っている人もいます。

私はバンジージャンプが大嫌いというよりも、怖くて、絶対にやれない人間ですが、キャーキャー言いながら楽しむ人もいます。

昔のお祭りなどにあった「お化け屋敷」も、私は全くダメですが、キャーキャー言いながら体験する人もいます。

夫婦がゴチャゴチャしながら、一生を過ごす人もいますが、好きで結婚したにもかかわらず、離婚する人もいますし、何回も離婚する人もいます

 私(藤森)は若い頃から妻とゴチャゴチャを繰り返してきた未熟な人間ですが、「下」を取り組み初めてから、少しずつ、少しずつ、ゴチャゴチャを減らしてきました。そして、昨年(2022年)までに、ほぼ全てのゴチャゴチャを無くすことができましたが、どうしても、1%程度のところが引っ掛かってしまい、恥ずかしいことに、わずか1%程度のことで、イライラして腹を立てることをしてしまっていました。

 が、今年に入って、やっと、長年の修行が活きてきたのでしょうか、イライラしていた1%のところがスキッと剥がれて、妻の全てをそのまま、ほぼ100パーセント、そのままでOKになりました。

太平洋を一人でヨットを漕いで横断する人もいますが、私は、全くダメです。

サッカーや野球が大好きな人もいますし、レスリングや相撲や空手・柔道などの格闘技が好きな人もいます。また、ピアノやギターが好きな人もいますし、「碁」が好きな人もいれば、「将棋」が好きな人もいますし、学問や研究に生涯、取り組む人もいます。

辛い物が好きな人もいれば、甘い物が好きな人もいますし、しょっぱい物が好きな人もいます。

長野県などの厳しい山々を必死に登ることが好きな人もいますし、私のようにケーブルカーを利用しながら、600メートルの高尾山を楽しむ人もいます。

アルコールが好きな人もいますし、アルコールが全くダメという人もいます。

 

(4)さて、2023年4月15日第246回「今月の言葉」「『般若心経』の神髄『無』『空』とは何か?①」」の中に、昨年の一部を再録しました。

 その再録した部分はこれです。

≪≪私(藤森)は、「学歴(明治大学夜間部中退)は低いし、「資格」はゼロ、「社会的業績」もゼロ、「経済力」もゼロで、≪≪上≫≫を目指す「要素=人間性」の全てがゼロの人間です。≫≫

 すると、昨年、ご紹介した、社会的業績として、ある一流の活躍をしている方から、再び、抜群に素晴らしいコメントを賜ることができました。

 ≪≪2度にわたる長文の“悟”に対する解説レポートをいただき、ありがとうございました。人生の先輩として上からの目線で感想を述べますことをお許しください。

 さて、貴兄が度々書かれる自身の過去について縷々述べられていることは重々承知はしていますが、こだわりがありすぎる感がしております。

 今ここ(而今)は全時間、全空間に証せられている自分であり全てを肯定した上で、こだわりや評価は不要なことではないかと思います。≫≫

 このようにご助言くださり、「未来や過去」「迷いや悟り」などの図解や、「仏道をならうというは自己をならうなり」「自己をならうとは自己を証するなり」などの超一流のご紹介などがありました。

 

(5)私(藤森)は、○○様からこのメールを賜り、ビックリ仰天過ぎるほどビックリ仰天しました。あまりにも素晴らし過ぎる上に、余りにも私をドンピシャリに言い当てていることに、本当に驚きました。

 そこで○○様にご返信申し上げました。

≪≪○○様の素晴らしい「価値観」、貴重かつ率直な「本音」「価値観」を、「こだわり」が強すぎる私・藤森に、率直かつ、ご丁寧に、「温かいご配慮」をご提示賜り、本当にありがとうございます。

 ○○様の温かさ、相手を思いやる「温かさ」に心より深く感謝申し上げています。

 本当にこだわりが強くて、ひねくれた「人間性」だったから、私は、何とか「地獄」を1~2歩くらいは抜け出すことができたかなと思っています。

 これからは、○○様の温かいご配慮を、万分の1でも参考に「余生」を生きていきたいと念願しています。本当にありがとうございました。≫≫

**このように率直に感謝申し上げました。ですから、内容は全く問題がありませんし、○○様の私に対する内容は完全に正しいです。

 さて、これからが「今月の言葉」のテーマです。○○様が私にコメントされた「私についてのこと」は、百パーセント正しいことですが、○○様が私を以上のように思ったり、感じたりした「事」がどこから来たのかです。

 私に確認したことは一切ありませんので、私のヒネクレタ、女々しい文章や人間性を感じたのは、紛れもなく○○様の「人間性」であり、○○様の「深層心理」であることは、百パーセント間違いありません・・・と私は推測しています。

 これを心理学では「投影」と言います。「投影」をしないことが、≪≪『般若心経』の神髄『無』『空』≫≫を悟ることであり、○○様がおっしゃっていらっしゃる≪≪「仏道をならうというは自己をならうなり」「自己をならうとは自己を証するなり」≫≫は、「自己の深層心理に向き合いなさい」・・・つまり、心理学的に言えば「投影をしなさんな!!」という意味だと私は理解しています。

 上記の私の「こだわりがありすぎる言葉」を、「こんなにズバッと言える藤森はド根性があるな」と受け止める方が≪≪百万人に一人くらいは≫≫いらっしゃる可能性がある・・・可能性があります。

 ですから、○○様の受け止め方は「私」にとっては百パーセント正しいことですが、違う受け止め方をする人がゼロではない可能性があります。ということは、「自己をならう」ということは、一人一人の受け止め方は0.1ミリずつ違う可能性が「ゼロ」ではありません(同じものはない!!!)から、「自分の深層心理を投影せずに、自己をならいなさい⇒自己の深層心理をしっかり理解しなさい」という意味だと私は理解しています(一人一人に0.1ミリの違いがあれば、百万人いれば、100メートルもの大きな違いが出ます)

 ということは結局は、自分の受け止め方、感じ方は、その人ご自身の「深層心理」であり、自分以外のものを判断するときは、その人の「深層心理を投影」していることを意味していると私は理解しています。これをしっかり理解することが、「般若心経の『無』『空』」を理解・体得することだと、私は「独断と偏見」で理解しています。

 先ほどの「私と妻」の関係で言えば、私が妻に「私の深層心理を投影」してイライラすることが、ほぼゼロになったことを意味していると理解しています。

 超一流の方々は、上からの目線に慣れているためなのか・・・さらには、周囲の方々の一般的には・・・さらには、私の持論である「日本的朱子学」(拙著のp247ご参照)が多くの日本人の根底に根付いているために・・・次をご覧ください。

 下記(6)の1年前の実例である「今月の言葉」をご覧ください。下記に出てくる出版社の方は、私に確認したことは、絶対に、下記の超一流の先生に報告はしないものと推測します。報告されなければ、超一流の先生は、私に対して取った「態度」は正しいと思って生涯を生き抜くことと思われます。

 昨年の「今月の言葉」の一部をご覧ください。

(6)2022年4月15日第234回「今月の言葉」「(後編)目指すものは『上』にあるのか?!『下』にあるのか!?③ー③」

 実は15年くらい前に、こういうことがありました。心理学のある分野では日本の第一人者(超一流)でいらっしゃる△△先生から私に電話があり、私が電話に出るや、最初からガンガン怒ってきました。

 私は全く身に覚えがないことなので、対応のしようがありませんでしたが、その先生は30分くらい私を叱り続け、そして電話が切られました。その直後に、ある出版社の方から電話がありました。

 今、△△先生から電話があり、散々叱られましたと私が言うと、「大変申し訳ありません。△△先生には、藤森さんは全く関係ありませんと説明したのですが、本当に申し訳ありません」と平謝りでした。

 説明している方が「藤森は関係ない」と言っているにもかかわらず、その説明を聞いている△△先生が、独断と偏見で、私を犯人だと決め付ける人間性は恐ろしいものです。ご自分の「深層心理」「脚本」というものを全く理解していない「心理の専門家」、つまり『上』だけの人間だったのです。

 この異常性を出版社の方が直感したから、心配して、わざわざ私に電話してきたのです。つまり、日本を代表する超一流の△△先生は、素人の方にさえ「変だ!!」と読まれるほど「心理学」が理論だけで、『下』未熟過ぎる人間性だったのですね。