2021年6月15日(6月22日に修正あり)第224回「今月の言葉」「ウィーケスト・リンクとは何か?㉕<素晴らしい塩崎恭久衆議院議員>(先の「世界大戦」と平時の発想の「日本的朱子学的なコロナ対応」)(weakest link)
(1)日刊ゲンダイの1ページを使っての、自民党衆議院議員・塩崎恭久氏の素晴らしいインタビューの内容には驚きました。
自民党の衆議院議員だけでなく、現代日本の国会議員の中でこれほど素晴らしい議員がいらっしゃるとは、本当に驚きました。 何が素晴らしいかと言いますと、日本の政治家や官僚の上層部は、私が説く「日本的朱子学」に毒された方がほとんどです。その堅物偏屈的・時代遅れ的な「人間性」は、80年前の「太平洋戦争」の日本軍上層部の「日本的朱子学的な対応」と同じで、その歪んだ「人間性」が未だに踏襲されている驚くべき分野・・・そういう日本の上層部の偏屈な対応を猛烈に批判している「塩崎恭久氏」の卓越した人間性に、私はとても感動しました。 コロナ後の日本再建のために必須の人材・塩崎恭久議員の活躍を、私は心より祈りたいと思っています。その素晴らしいインタビューの全文を次の(2)に転載させていただきましたので、じっくりと味わってください。 ●<<このように書いて日刊ゲンダイに連絡したならば、転載は「ダメ」だということで、転載分はカットしました。>> さらに(3)(4)も同様の「日本的朱子学」的おかしな日本の政治を、≪≪日刊ゲンダイの特集≫≫みたいな形で紹介したいと思います。 ●<<これも連絡があり、6月21日にカットしました。ご了承ください>>
●●●そこで、夕刊フジを下記の(4)に追加(6月22日)しました。結果的にこれの方がズバッと素晴らしい内容になりました。ジックリと(4)をご覧ください。 |
(2)日刊ゲンダイ、2021年6月10日に、東京五輪関連の著書がある作家の本間龍氏は、<<国民は“白骨街道”をうろつくハメになっていいのか。>>と述べています。
●≪≪拙著の<「交流分析」の「人生脚本」と「照見五蘊皆空(しょうけん・ごうん・かいくう)」>の中のp247~307<【第Ⅸ章】「朱子学」「過干渉日本」と「五蘊皆空」>の中に、「日本的朱子学」が日本人の深層心理に潜り込んでいる上記のようなおかしさを解説してあります。 特にp279~281<「歴史から新元号の今を見る 日本史縦横無尽」保阪正康氏、日刊ゲンダイ>≫≫
三遊亭鬼丸氏は日刊ゲンダイ、6月12日に<竹(中抜き)平蔵はあまりにアコギじゃないですかね>と述べています。
●≪≪拙著の<「交流分析」の「人生脚本」と「照見五蘊皆空(しょうけん・ごうん・かいくう)」>の中のp269に、パソナ会長・竹中平蔵氏のことを書いてあります。≫≫ |
(3)作家・適菜収氏は、日刊ゲンダイ、6月12日に<惨事便乗型ビジネスの草刈場と化した『パソナ五輪』>と書いています。
●≪≪拙著の<「交流分析」の「人生脚本」と「照見五蘊皆空(しょうけん・ごうん・かいくう)」>の中のp269に、パソナ会長・竹中平蔵氏のことを書いてあります。≫≫ |
(4)三枝成彰氏は日刊ゲンダイ、6月12日に、<「負ける」とわかっていて突き進む日本人は戦前と変わっていない>と書いています。
●≪≪拙著の<「交流分析」の「人生脚本」と「照見五蘊皆空(しょうけん・ごうん・かいくう)」>の中のp247~307<【第Ⅸ章】「朱子学」「過干渉日本」と「五蘊皆空」>の中に、「日本的朱子学」が日本人の深層心理に潜り込んでいる「上記のようなおかしさ」を解説してあります。≫≫
●●●「鈴木棟一の風雲永田町」(夕刊フジ、6月23日の追加分) <出番なく?塩崎元官房長官が引退> 第1次安倍晋三政権で官房長官を務めた塩崎恭久衆院議員(70)が19日、選挙区の衆院愛媛1区にある松山市で記者会見し、「次期衆院選に出馬せず、引退する」との意向を表明した。そこで次のように発言した。 「次世代へのバトンタッチが必要だ。地域や国のために、形がどうあれ、貢献していきたい」 塩崎氏は東京大学卒業。日本銀行出身で、米ハーバード大学大学院の修士号を持つ、有数の政策通である。 かつて、竹下登政権が消費税導入に踏み切った際、党税調総会で見事な議論を展開し、当時の税調幹部だった山中貞則氏から「出藍の誉れ」との賛辞を受けた。「大蔵省出身である父の潤氏よりも優れている」という意味だったようだ。 安倍前首相と親密で、石原伸晃、根本匠の両氏も加えた政策グループ「NAISの会」を結成し、「政策新人類」と呼ばれた。 安部前首相には、第2次安倍政権下で厚労相に起用された。2017年に退任後は、党政治制度改革実行本部長や行政改革推進本部長などを担当したが、主要閣僚としての居場所はなかった。 塩崎氏は引退の理由について、党執行部にも親しい友人にも、はっきりとは説明していない。ベテラン記者が言った。 「『自分の出番がなくなった』と感じたのだろう。本人は『働き場所はあるはずだ』と思っていただろうが、役職に恵まれなかった。14年に岸田派を退会し、無派閥になったが、岸田文雄前政調会長に塩崎氏を『客分』として抱える度量があったらと惜しまれる」 <「公募で息子に」との見方も> 自民党幹部が指摘した。 「塩崎氏は地元の愛媛県で、中村時広知事と犬猿の仲だ。小選挙区制の選挙も、かなりきつい。本人は世代交代をと言っているが、長男が優秀な弁護士だというから、公募の形で長男へのバトンタッチを考えているのではないか」 さらに、次の指摘も。 「前回の2017年衆院選で、自民党副総裁だった高村正彦氏が解散の直前に引退を表明し、息子の正大氏と入れ替わった。選挙直前の引退表明では、新人は準備不足で、身内が有利になる。小選挙区制ではそうなりがち。選挙区が『私有財産化』しているようだ」 塩崎氏の引退表明と前後して、自民党の小此木八郎国家公安委員長が、任期満了に伴う横浜市長選に立候補する方向で調整に入ったと報じられた。ベテラン記者が言った。 「菅義偉政権としては嫌な流れだ。塩崎氏と小此木氏の動きは共通している。『これ以上、菅内閣では仕事をしたくはない』という、気持ちの上での『菅離れ』という点だ」(政治評論家) |
(5)「コロナとの戦い 転換点」(読売新聞、編集委員・飯塚恵子氏、6月1日)
日本の新型コロナウイルスとの戦いは、大きな転換点を迎えるかもしれない。 転換の要因は、ワクチンの接種が本格的に始まったことだ。ワクチンは1年前は世界のどこにも存在しなかった。菅首相は「今回は従来と違う」と意気込む。「これからの3週間は、感染防止とワクチン接種の二正面作戦だ」。とにかく変異型の感染が拡大する前に、ワクチン接種のスピードを上げなければならない。 国民の行動変容に頼ってきた感染対策とは対照的に、ワクチンの威力は海外で実証されつつある。初めての手応えに、政府内では今、「米英のように強制的なロックダウン(都市封鎖)をしても、自粛ベースでやっても、結局、ワクチンが切り札だ」(首相周辺)との声も上がる。 その切り札のワクチン接種率で、日本は先進国中、最低に甘んじている。首相が米製薬大手ファイザー幹部に追加供給を要請したのは、今年4月である。宣言発令や検査の拡充、病床の確保など、様々な施策が後手に回り、一貫性を欠いてきた。 2019年まで自衛隊制服組トップを務めた河野克俊・前統合幕僚長は、現状を「危機管理として失敗している」と断じる。「今の日本は『有事』だ。最悪の事態を考え、そこに至らないよう手を打つのが危機管理だが、政府は『平時の厚生行政』として、その場しのぎで来た」 感染爆発、医療崩壊を「最悪の事態」とし、それを防ぐためにどう人材や資源を配置するか。地方自治体や民間からどう協力を得るか。危機管理の観点から、コロナ対策を再構築するべきである。 「これは終わりではない。終わりの始まりですらない。だが、たぶん始まりの終わりだろう」 第2次世界大戦中の1942年、当時のチャーチル英首相はこう演説し、国民を奮い立たせた。エジプトで独軍を撃破した連合軍をたたえつつ、戦争終結までは、まだまだ長い道のりがあると訴えたのだ。 ワクチンの光明が見えてきても、コロナの有事は続く。国民が納得する言葉と、着実な成果が必要だ。ロックダウンに頼らない「日本型の戦い」は国民の良識に頼るもので、政府への信頼が不可欠だからである。
●≪≪拙著の<「交流分析」の「人生脚本」と「照見五蘊皆空(しょうけん・ごうん・かいくう)」>の中のp247~307<【第Ⅸ章】「朱子学」「過干渉日本」と「五蘊皆空」>の中に、「日本的朱子学」が日本人の深層心理に潜り込んでいる「上記のようなおかしさ」を解説してあります。≫≫ |
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