2017年5月1日 第125回「トピックス」
後半国会の焦点は「共謀罪」

●(1)前々回の「今月の映画」、「わたしは、ジャック・ダニエル」で・・・・・

<<<今の時代は「兵器」が余りにも強力になり過ぎて、いわゆる先進工業国は戦争は簡単に起こせないけれども、第二次世界大戦以前は、こういう流れの中で戦争が頻繁に起こったのかも知れないと思えるほど、世界的に「激動」の時代に突入しているように思えてなりません。

 仮にそうだとするならば、森友学園問題にいつまでもダラダラ取り組むのは・・・・・世界的な大激動の潮流を見誤ってしまうのかも知れません。しかし、この問題を軽視しているのではありません。相対的な「問題意識」の問題を考えるべきタイミングになりつつあるのではないかと言いたいのです。>>>

 当時は、連日、森友学園の問題が沸騰していましたので、このように書きましたが、そうでないことが分かり、安心しました。次をご覧ください。

●(2)平成29年4月8日、夕刊フジ「俺がやらねば」(江田憲司・民進党代表代行)

「森友!森友!森友!」。「国会は学校法人『森友学園』問題一色」のように見えますが、それはメディア、特にテレビが取り上げるのが「森友一色」なのであって、国会では「共謀罪」「天皇陛下のご譲位」「働き方改革」「介護崩壊対策」「教育の無償化」「南スーダンへの自衛隊派遣」等々、政策論議をしていますので誤解なきようお願いします。どうしてもテレビは「視聴率至上主義」で、まじめな政策論議ほど面白くないから放送しませんからね。

 さて、後半国会は、その「共謀罪」からスタートそます。安倍晋三政権はいつもの手で「お化粧直し」、「テロ等準備罪」と名前を変えて4度目の挑戦をします(過去3度廃案)。「平和安全法制」もそうでしたが、この政権は「包装紙だけきれいにすれば、中身は毒まんじゅうでも国民はだまされて食べてくれる」と高をくくっているのです。

 そういえば、カジノ、ばくちも「IR」(統合型リゾート)とヨコ文字でごまかしましたね。南スーダンも内戦状態で砲弾が飛び交っているのに、PKOに派遣されている自衛隊員は「戦闘」と日報に書いているのに、それを認めず、あくまで「衝突」だったと。

 もう、こんなまやかしはやめましょう。皆さんも安倍さんにバカにされているんだから、もっと怒りましょう!この「共謀罪」、新たな法律がなくても「組織的犯罪防止条約」は「批准」できますし、この「条約」に「テロ」の2文字はどこを探してもないし、国連事務局に問い合わせても「テロとは関係ない条約」との回答。これも「テロ対策」と言えば国民は受け入れるという、安倍さんの魂胆なのです。「批准」はわが国の「条約に拘束される」との一方的な宣言で、誰もそれは「ダメ」だとは言わない。さっさと批准すればよいだけの話。民進党も賛成しますよ。

 そのうえで別途、「テロ対策」は重要ですから「抜け」があれば、それを1つ1つ刑法でふさいでいけばよい。
<後略>

<文責:藤森弘司>

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