2012年2月1日 第62回「トピックス」
小沢一郎を激励する市井の会

●(1)小沢一郎氏の裁判がメチャクチャになってきました。
 詳細は、追ってまた紹介したいと思いますが、興味ある新聞広告が掲載されていましたので転載します。下記のコピーのように、2月22日、午後2時に「国会議事堂前を散歩しよう。」という広告です。「小沢一郎を激励する市井の会」で、代表は、世川行介氏です。「小沢一郎氏裁判」のウオッチャーとして、「オッ!」と思い、広告をよく読んでみたところ、「国会議事堂前を散歩しよう」というのが気に入りましたので、ここに紹介することにしました。

 小沢氏については、人間性を嫌ったり、政治的姿勢を嫌ったりするなど、いろいろな評価があるように思えます。それらを全て理解した上でも、小沢氏に関わる「裁判」は異常です。小沢氏はかなり人間性にアクがあるのでしょう。また、政治姿勢も、田中角栄氏を師と仰ぐ流れからいろいろ批判されています。

 しかし、民主党の政治は一体どこがクリーンなのだろうか。また、百歩譲って、民主党の政治家たちがクリーンだとしましょう。そのクリーンらしい彼らの政策がどれほど大きな損害を与えているでしょうか。

 例えば「ヤンバダム」しかりです。中止にしたり、再開したり、もめたりしたことで、この2年半、日本にどれほど損害を与えたか。さらには「日本航空」再建問題でも、不適切な対応により、何千億円もの損害を与えたはずです。

 「原発処理問題」はどうだろうか、「東北大震災」でどれほど復興に力を注いだだろうか。逆に言えば、下手な対応でどれほどの損害を与えているだろうか。
 民主党の下手であり、場合によっては左翼思想などにより、何千億円、何兆円単位の損害が与えられているように思えてなりません。もちろん、自民党の場合においても同じかもしれませんが。

 そういう状況を考えたならば、わずか数億円のお金の問題であり、しかも、出どころもはっきりしているお金でありながら、これほど無理筋の裁判を続けながら、有力な政治家の政治生命を奪うやり方は巨大な問題を孕んでいると言わざるを得ません。

 次回、いかに酷い裁判であるか、さらに仰天な情報をお伝えしたいと思います。そういう意味で、下記の「広告」をお知らせする次第です。

●(2)平成24年1月11日、日刊ゲンダイ「国会議事堂前を散歩しよう」

 2月22日。午後2時。
 国会議事堂前を散歩しよう。

 本日1月10日の小沢一郎の被告人尋問にあたって、僕たちは、「頑張れ。小沢!」「負けるな。一郎!」
 「刑事被告人・小沢一郎」に激励の言葉を送るために、東京地裁前を散歩してきた。

 何故か。

 僕たちは、この数年間、小沢一郎を追い詰めようとする人間たちの、「小沢一郎抹殺キャンペーン」とでも言えばいいような醜悪なドラマを見てきた。
 そして、今では、この裁判は、本当は、思惑を秘めた「魔女狩り裁判」であり、構成員の実態すら不明の検察審査会による強制起訴という行為が、法の名を借りた<理不尽>の別名であることを、理解できるまでとなった。

 小沢一郎を見殺しにしてはならない。
 小沢一郎を独りきりで戦わせてはいけない。
 これは、ひとり小沢一郎だけの問題ではない。戦後日本の<知性>が問われている。

 僕たちは熱い気持ちで、そう思っている。

 だから、僕たちは、実に無力ではあるが、せめて、孤軍奮闘している小沢一郎に声援の一言でもおくりたいと、今日、平日の朝であるにもかかわらず、同じ思いの人間が、全国各地から出向いて、「頑張れ、小沢!」「負けるな。一郎」
 小沢一郎に、そんな細い声援を送ってきた。

 僕たちは、一度きりの呼びかけで終わらせるつもりはない。

 事実、これまでも、昨年11月の六本木、12月の国会議事堂前と、何度かのささやかな「小沢一郎激励行動」をおこなってきた。

 僕たちの行動は、いつも卑小だ。実にちっぽけだ。
 でも、それでもいい。
 このちっぽけさを大事にしよう、と思ってきたから、次の行動も予定している。

 2月22日、水曜日。午後2時。国会議事堂前を散歩しよう。
 その日。その時。小沢一郎は、きっと国会議事堂の中に、顔をしかめているだろう。
 彼は孤独である。小沢一郎は、たまらなく孤独である。
 そんな今の彼だからこそ、議事堂前から、「頑張れ。小沢!」と、激励の一言を送ろうではないか。
 たった一言の声援でも、痛みきっている心の励みにはなるはずだ。

 官僚やマスコミがどう言おうと、小沢一郎は戦後知性の象徴である。
 敗戦の教訓から得た知性を順守して生きてきた政治家である。
 彼を見殺しにすることは、<戦後知性>の自死を意味する。
 彼一人に戦わせてはいけない。僕たちもまた、戦わなければならない。
 そうした理由から、僕たちは、22日の国会議事堂前の散歩を呼びかけるものである。

 「小沢一郎を激励する市井の会」賛同者(順不同)
 岡田元治 杉山 薫 藤島利久 松浦邦夫 平松 悟 野田嘉子 小畑富史 下田忠彦 吉岡堅一郎 有田寿賀子
 京極良一 田村正弘 千葉勝郎 清村英雄 山梨アイ子 野田正実 白井祐季 菊地研一郎

<文責:藤森弘司>

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