2012年11月30日、第83回「トピックス」
女性は強し!!

●(1)女性が強くなったなどといまさら言うまでもないことですが、それでも、改めて言いたくなるほどの凄い出来事がありました。

 いつも日刊ゲンダイを読んでいますが、通常は、あまり読まない芸能ニュース欄で、同じ日の同じページに、偶然なのでしょうか、下記の凄い記事が二つ掲載されていました。
 年配者には松島トモ子さんのことは記憶にあることと思われますが、改めて読んでみると、凄まじい体験をしていたのですね。

 私(藤森)ならば卒倒するほどの出来事に対して、下記の女性のもの凄さは言語に絶します。ただ、ただ、ビックリ仰天の出来事をリアルにどうぞ。

●(2)平成24年3月9日、日刊ゲンダイ「プレイバック 芸能スキャンダル史」

 <1986年1月 松島トモ子・ライオンヒョウに襲われても猛獣を擁護した>

 テレビで流れる「ミネラル麦茶」のCM。出演はおなじみの松島トモ子だが、86年1月、アフリカでの事故以降、「ライオンに噛まれた女優」として今も知らない人はいない。

 事故が起きたのは、ケニアの首都ナイロビから北東250キロにあるコラ動物保護区。「野性のエルザ」の著者、故ジョイ・アダムソンの夫ジョージを訪ねる日本テレビのドキュメンタリー番組「TIME21」の取材初日のことだった。

 28日、松島はジョージにインタビューし、その後、車で彼が以前飼っていたライオンの家族を見に出かけた。ライオンを眺めながら、ウイスキーを飲むのが楽しみというジョージとともに車を降り、子供のライオンを見ていた松島だが、無線が入ったジョージが車に戻った時、背後から母ライオンに襲われる。

 「ふと気配を感じて後ろを振り向くと、目の前に鋭い牙! ドングリ眼をもっと丸くして叫んだけれど、前脚で頭をガツンとやられて気を失ってしまいました。気が付くと頭から血が流れて目を開けられず、2~3メールトル引きずられていた。悲鳴で駆けつけたジョージに助けられたけれど、飛行機で医者が来たのが翌日。傷は頭、背中、右足太ももの3カ所で全治10日。でも、化膿(かのう)がなければ大丈夫。このまま仕事を続けて2月の中頃帰国予定」

 松島はライオンに襲われた後、こう語り、事件から2日後には保護区に戻って取材を続けた。
 しかし、復帰1週間後の2月7日、今度はヒョウに襲われる。松島がヒョウを野性に戻す仕事をしているトニー・フィッツジョンに夕食に招かれた際のことだった。案内をするトニーが松島の手を引いた時、嫉妬した雌ヒョウが飛びかかってきたのだ。ヒョウは逃げようとする松島の首に歯を立てた。

 「自分の骨がガリガリ音を立てて砕けるのが聞こえ、今度こそ死ぬって思いました」
 スタッフが必死にヒョウを追い払ったが、松島の首の骨2カ所を損傷する重傷。またしても飛行機でナイロビに運ばれて3日間入院。そして2月17日、首に治療用ギプスをはめた痛々しい姿で帰国した。

 ライオンとヒョウ。立て続けてに猛獣に襲われた松島が当時、どう語ったか。「ライオンもヒョウも悪くない。傷のことは気にしていません。アフリカにはまた行ってみたい」。さらに母親に「ライオンが頭を叩いてくれたんで、なんだか頭が良くなったみたいだわ」とアフリカから電話をかけたという。あっぱれだ。

 その後、松島は一昨年秋のTBS「クイズ☆タレント名鑑」で、「ライオンの餌になりかかったことがあるんですけど、ライオンに餌をやったことがないので、どんなもんかと思って」とライオンに餌を与える企画にチャレンジ。猛獣への松島の餌やりは番組の名物コーナーとなった。大震災後、知人に呼ばれて避難所を訪問した際も「ライオンとヒョウの話をしてください」と言われたとか。
 このプロ根性を見習うべきタレントは多い。

 <藤森注・・・・・もう笑っちゃうしかないですね、凄すぎて!!>

●(3)(同じページです)「もぎたて海外仰天ニュース」

 <米・巨大竜巻 両足を失った女性のコメント>

 悲劇の中に一条の光明というのはこういうことなのだろう。米中西部で2日、巨大竜巻が50近くも発生。少なくとも39人が死亡した。

 インディアナ州メリーズビルに住むステファニー・デッカーさん(36)は巨大竜巻の接近時、8歳の息子、5歳の娘と自宅地下室にいた。バリバリバリという爆音にも似た凄まじい音とともに、屋根や壁が吹き飛ばされたという。次の瞬間、残骸が地下室に落ちてきた。ステファニーさんは娘をかばって自身の体で受け止めた。残骸は両足に落下し、片方の足は膝から下を、もう片方は足首以下を切断することになってしまった。

 しかし、ステファニーさんは強い。勤め先の夫にスマートフォンで状況説明する余裕を見せた上、さらに地元紙に「自宅は8カ月間も費やして、夫と義父、そして私が汗を流して自ら立てた家です。それが4秒でメチャクチャ。アララ、、、です」とちゃめっ気すら感じるコメントを出した。決してめげない前向きの人生には拍手。

 <藤森注・・・・・私はもう気絶・・・いや死にそう!!>

<文責:藤森弘司>

トピックスTOPへ