2011年5月31日 第46回「トピックス」
陸山会事件に思う(2)

●(1)陸山会事件がまたまたおかしくなってきました。相も変わらず、摩訶不思議な裁判をやっています。検察が総力を挙げて、1年間、強制捜査をしたにも関わらず、結局、立件できませんでした。
 それが、全くの素人が、数回の打ち合わせをしただけで、裁判にかけろと命令をし、弁護士が検察官役をやって追求したら、犯罪性が出てきたなどというバカなことがあったら、1年間の強制捜査は何だったのかということになりませんか。しかも、驚くことに、脅迫的な取り調べさえもしている検事が白状させられなかったことが、裁判になったら、次々と新証拠が出てくるなどと言うアホなことがあるのでしょうか。大マスコミは、何故、この点をもっと厳しく追求しないのでしょうか。日本の政治を根底から歪めています。もういい加減に止めるべきです。天下国家を歪めながら、いかにアホな裁判が行なわれているか、得意の新聞の記事を紹介しながら証明したいと思います。

 その前に、日中関係に深く関わった田中角栄元総理大臣、米軍沖縄の基地移設問題に深く関わり、東アジア共同体を謳った鳩山由紀夫前総理大臣、原発に反対して国家権力から排除され、弟さんの会社は倒産、自殺者が複数出た佐藤栄佐久前福島県知事(平成23年5月19日、日刊ゲンダイ「緊急提言・天木直人・元大使」)、そして日中関係に深く関わり、かつ既得権益集団に切り込み、国家の大改革を成し遂げようとする小沢一郎元民主党代表・・・・・皆、共通項があるのではないでしょうか。

 トラの尾を踏んだことで、いかに有能な政治家が抹殺されているか、我々は、もっとしっかり監視する必要があると思われます。かなり恣意的に検察の捜査が行なわれていると言わざるを得ません。
 日本の国益を考える政治家が不条理に抹殺され、国益を貢ぐポチ政治家がのさばっているように思えてなりません。でも、そういう体制を持続させるような政治家を我々が選んでいるのですから、これはもう仕方ないのでしょうか。骨の髄まで洗脳されてしまっているような気がしてなりません。

●(2)平成23年5月25日、読売新聞「裏金 水谷元会長が了承」

 <陸山会公判証言「5000万円は私が手配」>

 小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同法違反(虚偽記入)に問われた元秘書3人の第13回公判が24日、東京地裁であった。公共工事受注の見返りに同会側へ裏金1億円を提供したとされる中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の水谷功元会長(66)が弁護側証人として出廷し、1億円の提供を事前に了承していたと証言した。

 水谷元会長は、国土交通省発注の胆沢ダム(岩手県)建設関連工事の受注業者は、下請けの水谷建設も含め、入札前に談合で内定していたと説明。「予定通り受注できるよう、小沢事務所側に了解させるため」、陸山会の元会計責任者・大久保隆規被告(49)と親密になるよう川村尚元社長(54)に指示したと述べた。

 その後、川村元社長から2004年9月頃、受注の了解を得た見返りとして、大久保被告に1億円を提供することを打診され、了承。このうち、川村元社長が翌10月に同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(37)(起訴)に渡したとされる5000万円については、「すべて私が手配した」と述べた。

 ただ、弁護側から「裏金が本当に陸山会に渡ったと思うか」と問われると、水谷元会長は、5000万円の授受の日付などについて、「私が報告を受けた内容と(川村元社長らの)証言に食い違いがあり、不自然に思う点もある」と話した。

 <藤森注・・・・・こんなバカな話はありません。オーナーであり超ワンマン会長は絶対です。もし、本当にこういうことがあれば、全てはワンマン会長の指示で動くはずです。絶対的な権威がある超ワンマン会長が指示した5000万円もの大金が、「不自然に思う点もある」ようなことを、元社長がやれるわけがありません。社長といえば最高権力者のように思われますが、超ワンマン・オーナー経営者の前では単なる一社員とあまり変わりがありません>

●(3)上記の読売新聞の違う場所で詳しく掲載されています。

 <裏金、工事受注のため>
<水谷元会長証言 元社長の手法には
不信感

 「川村から『1億円くらい渡します』と聞いて、私も了承しました」
 24日午後1時半から始まった水谷功元会長の証人尋問。「裏金提供は事実無根」とする弁護側の証人として出廷した元会長だが、尋問の開始直後、1億円の裏金提供について、川村元社長に同意したことを認めた。

 裏金提供は、「社運をかけた営業」だった胆沢ダム建設関連工事を事前の談合通りに受注するためで、川村元社長が04年10月に1回目の5000万円を渡す際、海外出張中の元社長に代わり、自身が裏金の準備や運搬方法を細かく指示したとも証言。険しい表情で質問を重ねる木下貴司弁護士を遮り、「当社の関係で皆様をお騒がせし、深くおわびします」と頭を下げた。

 ただ、木下弁護士から「川村さんは本当に裏金を渡したと思うか」と問われると、「私はその場に立ち会っていないので、分からない」と答えた。
 水谷元会長は、同社では裏金授受の際、①相手方と複数人で会う②受け渡しの当日朝まで金庫から現金を出さない・・・などのルールを設けていたと説明。しかし、川村元社長は4月27日の公判で、1回目の受け渡し日の2日前に現金を本社から東京支店に運ばせ、受け渡し場所のホテルで元会計責任者・大久保隆規被告の代理人の元事務担当者・石川知裕衆院議員と1人で会ったと証言した。

 水谷元会長は「私は(川村元社長から)『大久保さんに渡した』と聞いていたから驚いた。私には考えられない行動です」とかつての部下への不信感も見せた。
 閉廷後、水谷元会長は「記憶に基づいて証言した」と話した。

 <指示は俺が出す>

 16日の第12回公判には中村重幸元常務が出廷。同工事受注を巡り、水谷元会長が川村元社長に「俺は小沢事務所から嫌われているから、川村が営業に行け。指示はすべて俺が出す。何としても食い込むんだ」と発破をかけたと証言した。
 川村元社長が04年10月、石川被告に5000万円を渡す際、本社から東京支店に現金を運んだ尾納忍元専務も「携帯電話で水谷元会長から運び役を指示された」と証言。同月13日早朝、現金を運ぶために本社で中村元常務と合流した際、札束で膨らんだ紙袋を前に「また金がたくさんかかるから大変やな」と、2人でため息をついたと話した。

 一方、弁護側は2人の法廷での説明と供述調書の食い違いを指摘し、「検事の誘導による調書では」と追及。高部道彦弁護士が、水谷元会長から預かった裏金の保管状況などを覚えていないのは不自然だと指摘すると、中村元常務は「当時は記憶していたと思いますが・・・・・」と言葉を濁した

 <藤森注・・・・・このメチャクチャな論法は酷いです。何度も書きますが、超ワンマン会長にたてつくようなことを役員がやれるわけがありません。さらには、この業界の常識とされている「数人で会う」こともせず、現金は当日の朝出すことになっているのに、2日前に出しているし、大久保被告に渡したはずが石川被告だったと言う奇妙なところが多い。しかも、超ワンマン会長が「私には考えられない行動です」というところは、私のように深層心理を扱う人間にとっては、最大のポイントのように思われます。

 アリバイ的なものは、いくらでもウソやゴマカシが可能です(仮に、将来バレルとしても)が、深層心理は誤魔化せません。ですから、どこかに誤魔化しがあると言わざるを得ません。
例えば、極端な例として、ネコババしたとか・・・・・?「指示はすべて俺が出す」というほどの超ワンマン会長が、本当に「私はその場に立ち会っていないので、分からない」などといういい加減なことがあるわけがありません。確かに、その場にいないからわからないというのは事実でしょうが、5000万円もの大金を渡すのに、しっかり判断できないのはおかしいです。

 恐らく、読売新聞を始め、大マスコミは、この裁判のおかしさを見抜いているはずです。しかし、小沢憎しで凝り固まっているために、証言がおかしいところはチョコッと載せるだけにして、仮にウソっぽい証言でも、小沢氏の犯罪性を証言するところは誇大に紹介しているように思えてなりません。>

●(4)平成23年5月24日、読売新聞「陸山会事件 社長を送った記憶ない」

 <水谷建設元運転手が証言>

 <略>

 川村元社長が2004年10月、東京・赤坂のホテルで石川被告に5000万円の裏金を渡す際、元社長をホテルに送ったとされる元運転手の男性が、弁護側の証人尋問に「社長を送った記憶はない」と述べた。
 川村元社長は4月27日の公判で、胆沢ダム建設関連工事の受注で便宜を受けた見返りとして、04年10月15日にホテルで石川被告に現金を手渡したと証言していた。

 この日の公判で弁護側は、元運転手をの手帳には、10月15日正午過ぎに元社長を東京駅で出迎えたと記されているが、それ以降の記載はないと指摘。元運転手は、「15日に社長をホテルに送った」とする供述調書に署名したことについて、「私は覚えていないと答えたが、検事に『サインしてもらわないと困る』と言われ、署名させられた」と述べた。
 一方裁判官は、手帳の記載内容について「突然の送迎の場合は書き忘れることもあるか」と質問。元運転手は「そういうこともあると思う」と述べた。

 <藤森注・・・・・裁判官の「突然の送迎の場合は書き忘れることもあるか」との質問に対しては、「そういうこともあると思う」と答えるのは当然のことです。そうでなければ、私は完璧にやっていますということになり、神を宣言することになってしまいます。しかも、5000万円もの大金を用意しているのに、突然に送迎を依頼されるわけがありません。

 さらには、検事に「社長を送った記憶はない」と述べたが採用されなかったということも証言しています。この事実は重いです。しかし、検事のストーリーに沿った調書にサインをさせられています。かなりの剛の者でも、拘束されて、拷問とは言いませんが、ほとんどそれに近いことをされたならば(リクルート元社長の江副浩正氏は、壁に顔を近づけるほどの位置で何時間も直立させられたとテレビで述べていました)、もうどうでもいいやという心境になってしまうようです(実は、私たちの「人間性(パーソナリティー)」が形作られるのも、この状態に似ています)。

 それにしても、調書にサインをしたにも関わらず、裁判ではそれをひっくり返す証言をしたのは、こちらのほうが正解であるはずです。「陸山会事件」をきっかけにして、検察の取り調べに関心を持って、メディアの情報を拾ってみると、どうやら検察のストーリーには逆らえない強制力があることがわかります。それはそうでしょう。脅迫まがいのことをできる上に、社会と遮断して孤立させられるわけですし、関係者に迷惑がかかりそうなことを言われたら、誰でも参ってしまいます>

●(5)平成23年5月26日、日刊ゲンダイ「ミスター裏金 水谷元会長が法廷で語ったワイロの『心得』

 「自分は現場に立ち会っていないし、不明朗な点が多々ある」「実際に裏金が渡ったかは分からない」・・・・・。誰のセリフかというと、水谷建設の水谷元会長だ。元部下たちは「小沢事務所への計1億円提供」を証言したが、“ミスター裏金”といわれた水谷は、きのう(24日)の公判で首をかしげた。水谷建設には裏金授受の「マニュアル」みたいなものがあるそうで、元部下の証言はそれに反するというのである。

 <やっぱり検察のストーリーは無理がある>

「特別なお願いを口利きしてくれた『成功報酬』でなければ、盆と正月以外に裏金は渡さない」「社員何百人が汗水たらして稼いだカネ。価値のない使い方はできない」「裏金の管理はオモテのカネより厳格だった」

 スキンヘッドにレスラー体形、張りのある野太い声を響かせ、水谷元会長は法廷で「(創業者の)父親から教育を受けた」という独自の“裏金哲学”を披露した。「こんな話もせなダメですかねえ」とためらいながらも、自分と幹部社員に徹底させていた「心得」を打ち明けたのである。

 いずれも「社員が稼いだ大事なカネ」の紛失や横領を防ぐ措置で、検察が描く裏金提供のシナリオは「心得」に反する。つまり、「考えにくい」ということだ。
 「検察側は04年10月15日に、川村元社長が全日空ホテルに『単独』で出向き、大久保元秘書の代理で現れた石川議員に『預かり証ナシ』で紙袋入りの裏金を渡したと主張しています。この時、川村本人は『大久保元秘書に確認の電話はしていない』と法廷で証言しました」(司法関係者)

 水谷元会長は、川村元社長から「中国出張からの帰国翌日の14日に渡す」との報告があったので裏金を手配。尾納忍元専務に対し、13日に東京支社に裏金を届けて、翌日の授受現場に立ち会うように指示したという。

 ところが、元専務は「東京支社の金庫にカネを預け、三重に帰った」と証言した。見届け人がいなければ、裏金を渡したかどうかが分からない。元社長が裏金を渡したのも、心得に反して翌々日の15日午後である。
 「私は(元社長から)大久保さんに渡したと報告を受けた。事件が明るみとなり、初めて石川さんに渡ったと聞いてビックリした。私が教育してきたことと違う」とも言った。

 「水谷元会長は、胆沢ダム関連工事の下請けJVの幹事の座を『社運をかけて目指していた』と証言した。営業担当の川村元社長から『大久保さんと合意ができた』と報告を受けたので裏金を手配したのに、実際には幹事になれなかった。その点も『おかしいやないか』と悔しがっていました」(司法関係者)
 裏金の授受は本件の収支報告書の虚偽記載とは無関係。しかも、検察のストーリーには、こうしたほころびがいくつもある。

 <水谷流裏金の「心得」>
*裏金の準備は原則、受渡日の朝。それから三重・桑名市の本社を出ても、相手先に着ける時間にアポを入れるべし。
*受渡日の前に裏金を持ち出す場合は翌朝一番で相手先に届けるべし。
*現金は1人で渡さず、「見届け人」を立ち会わせるべし。
*代理人が受け取りにきたら、約束の本人に電話で確認し、代理人にも預り証を書いてもらうべし。

 <藤森注・・・・・超ワンマン会長が、会社の「心得」として、幹部社員に教育してきたにも関わらず、5000万円もの大金を、この心得から全て外れて手渡すとは考えられません。しかも、運転手が送っていないと証言しています。余りにもズサンな裁判です。
検察側は、これらの事情が分かっていたから「立件」しなかったはずです。それをまた、日本の危機的状況の中で、延々と
「ヨタ話」の裁判を行なうのかと思うとやり切れません。今の日本はどこかおかしいです>

●(6)平成23年5月27日、日刊ゲンダイ「陸山会事件裁判 検察に都合のいいことしか書かない大新聞のデタラメ

 <冤罪事件報道の反省ゼロ

 冤罪被害者を生んだ郵便不正事件の反省はどこへ行ったのか。大マスコミの報道は、やっぱりおかしい。
 24日に開かれた陸山会事件の公判。キーマンの水谷元会長が証人として出廷し、検察が主張する裏ガネ授受のシナリオは「ちょっと考えづらい」「(わが社の)教育の心得に反する」と証言した。

 小沢事務所に5000万円の裏ガネを渡すため、赤坂のホテルまで川村元社長を送ったとされていた元運転手も「送った記憶はない」と言い、サインを強要された供述調書の訂正を求めた。
 要は検察のストーリーを覆す証言をしたわけだが、大新聞での扱いは小さく、ベタ記事扱いのところもあった。検察側に有利な証言は「裏金1億円 元社長が支払い明言」などと大々的に報じたくせに、一体この差はなんなのか。

 「陸山会事件の扱いが小さかったのは、ちょうど同じ24日に布川事件の再審で無罪判決が出るという大きな出来事があった影響もあるでしょう。この歴史的な冤罪事件に対し、大マスコミは一斉に、検察の取り調べ手法や司法の体質に問題があったと報じた。弱者の味方ぶって、もっともらしいことを言っているのですが、本来なら布川事件を教訓に、マスコミも猛省すべきです」(司法ジャーナリスト)

 なぜなら、冤罪の片棒をかついできたのは、当の大マスコミだからである。まだ逮捕状すら出ていない段階で、「関係者の話によれば・・・・・」と、“推定有罪”の外堀を埋めていく。郵便不正事件でも、検察の主張を補完して、世論を誘導する役目を果たしてきたのは大手メディアだ。陸山会事件でも同じことが繰り返される可能性がある。

 元大阪高検公安部長の三井環氏が言う。
 「大新聞は検察に都合のいいことしか書かない。そういう構造はずっと変わらないし、反省することもない。彼らに公平公正な報道を期待してもムダ。私はもう半ば諦めていますよ」
 ズブズブの検察と記者クラブは冤罪を生む温床でしかない。解体して出直すべきだ。

●(7)平成23年5月31日、日刊ゲンダイ「前田受刑者だけじゃない」

 <小沢捜査に投入された2人の「ワル」検事

 ヤバイのは改ざん検事だけじゃなかった。27日の陸山会裁判で、池田元秘書の取り調べ検事2人が別事件で作成し大阪地裁に供述調書の任意性を否定された判決文を、弁護側が証拠要請。これを裁判長が採用し、2人を“札付き検事”と認定したのだ。

 すでに公判では、大久保元秘書を取り調べた元大阪地検特捜部の前田恒彦受刑者の奇行がバクロされたが、問題の2人、蜂須賀三紀雄検事と花崎政之検事も相当なタマだ。
 蜂須賀検事は東京地検特捜部で、西松事件から小沢捜査を担当。花崎検事は最高検所属で、陸山会事件の応援に駆り出された。2人ともかつて大阪地検特捜部に在籍し、それぞれ別の事件で裁判所に調書を全否定された。

 「蜂須賀検事は07年の奈良・生駒市の汚職事件です。逮捕した元市議会議長を取り調べ。公判の過程で『死ぬほど思い出せ』『女房や息子を逮捕する』と脅し、自白を強要したとして地裁に全調書を却下された。本人も証人として呼ばれたが、『最初から自白し、反省していました』と平然とした顔で証言したのには驚きました」(大阪在住のジャーナリスト)
 この事件で蜂須賀検事は取り調べメモを破棄。昨年10月に元市議会議長から証拠隠滅の罪で告発されている。

 <検察の悪あがきに「美しくない」と裁判長も一喝

 花崎検事は「イカリソース」旧経営陣らの詐欺事件。担当した元相談役に大阪地裁は08年3月、一部無罪を言い渡した。判決文で花崎検事が元相談役を2日にわたって深夜まで聴取。「認めれば保釈できる」「署名しろ」と繰り返し迫り、被告の意に沿わない調書に署名させたと認定した。
 恐ろしいことに、2人とも裁判所の「警鐘」に懲りず、両事件と同じ手口で池田元秘書を自白させたフシがあるのだ。

 「蜂須賀検事は『真剣に思い出す気があるのか』と物凄いけんまくで怒鳴り上げ、花崎検事はまたも2日に及ぶ深夜聴取。疲労困憊の池田元秘書に『調書に署名しなければ保釈されない』などと迫って自白を強要したと、弁護側は主張しています」(司法関係者)
 この日の証拠採用に検察側は異議を唱えて抵抗し、裁判長に「検察官として美しくない」と一喝された。どうして大阪地検には「ワル」ばかり集まり、よりによって小沢捜査に大量投入されたのか。

<文責:藤森弘司>

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