2011年3月20日 第41回「トピックス」
●(1)菅直人さん、あなたの「幼児性」は決定的になりました。
どういう間違いからあなたが総理大臣になったのかはわかりませんが、あなたは総理大臣をやれる人間ではありません。私(藤森)は個人攻撃をする気は毛頭ありませんが、あなたは一国の総理大臣、国民の生命と財産を守る最高責任者です。ですから敢えて申し上げます。 いかに総理大臣にふさわしくない人間であるか、これから「精神分析」の理論を応用して証明します。特に「危急存亡」「未曾有の大災害」に対応するには、あなたは最もふさわしくない人間です。あなたが国民に誠意を示せる唯一のことは、即刻退陣することです。 さて、今から4つのケースを紹介します。最初の2つ<下記の(2)と(3)>は何度も再録していることですが、今回は、本格的に証明するために、少々、わずらわしいようですが、敢えて再録します。また、(4)で<「今月の言葉」第104回「早急に『挙国一致の救国内閣』を!!」>の中の一部を再録します。 そして、(5)以降が、今回、新たに紹介するものです。再録の分もできればジックリお読みください。 |
●(2)「菅総理大臣についての一考察②」の次の部分を再録します。
<<<さらには、下記(3)の「諫早湾開門 尻拭いは丸投げ」ですが、これは「精神分析」でいうところの、トイレットの「しつけ」の時期に大きなトラウマがあることがわかります。精神分析では次のように言います。 <フロイトの発達段階理論> ①口唇期(生後1年半くらいまで) ②肛門期(生後8ヶ月~3、4歳)・・・・・「口唇期の後半と重複」「肛門や尿道の括約筋が完成し、排泄のしつけがなされる」「身体の内部から外部へ出すことに伴う快感を味わう」「排泄訓練により自分自身をコントロールすることを学ぶ」 ③肛門期性格・・・・・・・几帳面、しまりや(出し惜しみ)、頑固、けちんぼ、極端な潔癖、依怙地、気がすまない、内気、恥ずかしがりや、被害的な性格。 ④肛門期の防衛・・・・・反動形成(しつけをする親に対する反発や攻撃→従順、服従) <「交流分析専門講座」の中の「性格障害と交流分析」p74~75、講師:杉田峰康先生、主催:自己回復総研> この年齢のころは、「オムツの中にできる自由な排泄」から、徐々に、「トイレで排泄する訓練」が行なわれます。しかし、トイレへの移行は、親の側のいろいろな事情(多忙やストレスなど)により、なかなかうまくいかないものです。そのため、結構多くの人がここでトラウマを抱えてしまいます。 「諫早湾開門」は、菅総理大臣のライフワークみたいな感じがあります。だから、小泉元総理大臣のように、華麗な政治判断をしたのだと思います。しかし、政治判断をしながら、困難な後始末に乗り出さず、鹿野農水大臣などに丸投げはいただけません。まさに「尻拭い」をさせているわけで、1~2歳時に大きなトラウマ(「影」)があると言わざるを得ません。 第35回の「トピックス」でこのように書きましたが、本当に「菅総理大臣のいろいろ」が見えてきました。 |
●(3)「菅総理大臣についての一考察④」の次の部分を再録します。
<<<「菅首相は当時、社民連副代表で、衆院議運委員長の解任決議案への賛成討論を行なった。制限時間をオーバーしても注意を無視して演説を続けたため、議長命令で衛視に抱えられて降壇したが、菅氏は最後まで演壇にしがみついて抵抗した。とても、自ら退陣するようなタマじゃない」 さらに、菅首相には心強い援軍もいる。伸子夫人だ。昨年、9月の代表選で、一時弱気になって小沢氏と手を組もうとした菅首相に対し、伸子夫人は「小沢さんに付いてはいけない」「ここは格好よく討ち死にしなさい!」とハッパをかけ、「反小沢」を貫かせた。>>> <<<菅氏は最後まで演壇にしがみついて抵抗した。>>> このみっともなさはいかがでしょうか。 それが、夫人に尻を叩かれて頑張る姿は、ますます、過干渉の口うるさいママに尻を叩かれて頑張る幼稚園生のようです。これほど醜く、そしてこれほど嫌われていたら、夫人が引導を渡してもおかしくはありませんが、夫婦揃って、みっともない真似をしています。>>> |
●(4)「今月の言葉」第104回「早急に『挙国一致の救国内閣』を!!」の中の次の部分を再録します。
<<<平成23年3月13日、読売新聞「原発爆発 政府の避難指示 後手」 <範囲拡大「官邸は危機感薄い」> 東日本巨大地震で被災した福島第一原子力発電所での事故をめぐり、政府・与党は12日、対応に追われた。1号機で起きた爆発についての詳しい説明が、発生から約5時間後になるなど対応の遅れが目立ち、与野党から危機感の薄さを指摘する声が続出している。 「福島の原子力発電所に出かけて来る。現地の責任者と話をして状況を把握したい」 同日午後に首相官邸で行なわれた与野党党首会談の冒頭、首相は自らの現地視察について報告し、「最悪でも放射能が漏れることはない」と述べたという。 広報のあり方でも問題を残した。 枝野氏は「間違った情報を早く出すことによる過ちは許されない」と述べたが、パニック防止に配慮するあまり、何が起きているのか、住民はどうすべきかなどについての専門的な情報をほとんど発信できず、対応が後手に回った印象は否めない。 また、政府が、新興国など海外市場へのインフラ(社会基盤)輸出を成長戦略の柱に据え、世界有数の技術力を誇る原発建設を重視していることが影響し、「廃炉覚悟の対応にためらいがあったのではないか」との見方も一部にある。>>> |
●(5)さて、これから、今回の分を書き込みます。■平成23年3月21日、日刊ゲンダイ「民主党 自民・谷垣総裁、大島副総裁に入閣要請」
<責任うやむやになると拒否される> 民主党の岡田幹事長は18日、大震災と原発の事故への内閣の対応能力を強化するため、閣僚数の上限を17人と定める内閣法を改正し、当面閣僚を3人増員する提案を野党側に行なった。3ポストは原発問題担当相と復興担当、被災者支援担当とみられ、野党側も増員には賛成する方向だ。 これに関連して、菅首相が、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが同日、明らかになった。けさ(19日)の読売新聞が報じた。谷垣氏側は「責任の所在が不明確になるだけ」としてこれを拒否した。 また民主党幹部は、自民党の大島理森副総裁の震災対策担当相への起用を打診。こちらも菅首相の失策の責任がうやむやにされる可能性があるとして拒否した。 |
●(6)さて、何故、上記の(5)が「幼児性」を証明しているのでしょうか?その前に、簡単に大災害を遡ってみます。
3月11日に今回の大地震が発生し、19時3分に「原子力緊急事態宣言」が発令されました。政府・与党の対応の遅れが批判されている中、「福島の原子力発電所に出かけて来る。現地の責任者と話をして状況を把握したい」 これが大問題になっています。何故ならば、現地では東京電力の幹部らが随行して逐一説明して回ったため、対応すべき本来の問題が疎かになってしまいました。しかも、12日の午後、与野党の党首会談の真っ最中に「最悪でも放射能が漏れることはない」と言いながら、その党首会談中に1号機が爆発しています。 その前に、何故、12日の早朝に「空き菅総理」が視察に出かけたのか?私(藤森)が推測する根拠を先に紹介します。 |
●(7)平成23年3月18日、夕刊フジ「鈴木棟一の風雲永田町」
<「けしからん」政府の対応> 大震災への政府の対応について「けしからん」という不満、批判が政府部内からも多く出ている。高官の1人が言った。 具体的には。 どうあるべきか。 別の大臣が「隠蔽体質」を指摘した。 大臣経験のある民主党議員が言った。 さきの副大臣が鋭く言った。 |
●(8)さて、上記(7)の記事は、菅総理大臣を推測する上で、いろいろ、示唆に富んでいます。
さて、何故、12日の早朝に現地の視察をしたのか?一般に言われていることと全然違うと、私(藤森)は推測しています。私が違うと推測させるのが、上記の中の下記の部分です。 <<<「菅首相は東工大の応用物理で『政治家でこの問題に一番詳しい』と自負があり、それで過激に動いた」>>> 私(藤森)は次のように推測します。 「あなたは天下の東工大で『応用物理』を学び、政治家でこの問題に一番詳しいのじゃあないの!!!」 というようなやり取りがあり、私利私欲のためのパフォーマンスだったはずです。それが追々証明されます。 <<<さらに、菅首相には心強い援軍もいる。伸子夫人だ。昨年、9月の代表選で、一時弱気になって小沢氏と手を組もうとした菅首相に対し、伸子夫人は「小沢さんに付いてはいけない」「ここは格好よく討ち死にしなさい!」とハッパをかけ、「反小沢」を貫かせた。>>> いかがでしょうか。この妻にこの夫あり。大災害をテレビで見て、「幼児性」の高い菅総理大臣は大打撃を受けて、意気消沈、うろたえていたはずです。伸子夫人が、その夫に強烈な一撃を与えても不思議ではありません。 しかし、これは余りにも思慮が無さ過ぎます。巷間言われていることも含めて、これがいかにおかしいかを検証してみます。 1)最高の指揮官は、全軍の後ろに陣取って、全軍をコントロールする必要があります。自分が先頭に立ってしまったら、全軍の動きがわからず、適切な指示が出せません。何故、官房長官辺りが抱きつき、羽交い絞めにしてもストップさせなかったのか。菅直人氏も周囲も非常に情けない。 血気に逸って総大将が前面に出るのは小さな部隊を率いる小隊長クラスの場合です。 だから、打つ手は後手後手になるし、全体の調和を図りながらの大胆な手も打てない。ただ怒鳴り喚くだけの最高指揮官は最低です。あなたがやる事は、「すべてはオレが責任を取るから、部署部署で全力で対応してくれ。判断できないことがあったら、オレのところに持って来い。判断できることは自分たちで判断し、結果報告だけするように。後の責任は、すべてオレが取る」 このように言えば、退陣の花道ができたでしょうに。 2)原発の事故は、危険性が高い現場です。もし、最高指揮官が突然の爆発で被曝した場合、その後はどうなるのですか。もちろん、あなたの身を心配しているのではありません。最高指揮官が、初動の段階で、一番危険なところに行く理由がありません。 |
●(9)さて、やっと、下記の件が「幼児性」にどのようにつながるのか、それを証明するところにきました。
<<<「民主党 自民・谷垣総裁、大島副総裁に入閣要請」>>> <<<原発問題担当相>>> <<<震災対策担当相への起用を打診。こちらも菅首相の失策の責任がうやむやにされる可能性があるとして拒否した。>>> 谷垣総裁に打診したのは、副総理・原発問題担当相と書いた新聞もありました。 これだけ悲惨な大災害が発生しても、被災者を何とかしようとするよりも、「政権延命」や「パフォーマンス」が優先している現状に、岡田幹事長や参院議長まで務めた江田五月大臣などは心が痛まないのでしょうか。お友だちの大臣たち、執行部の幹部諸氏に心がないのでしょうか。 さて、結論です。 あなたが取れる道は、一分、一秒でも早く退陣することです。延命を図れば図るほど、結末は悲惨ですよ!!あなたほど「幼児性」の高い人間が「政権を運営する資格」はゼロです。206人の菅支持派は総懺悔せよ。おっとその前に、党員資格停止を解除してからですよ。 私が考える総理大臣は、現状では「国民新党代表・亀井静香氏」で、東日本災害復興の担当相は「小沢一郎氏」が適任だと思っています。原発問題担当相には、内閣府・原子力委員会専門委員でシンクタンク独立総合研究所「青山繁晴代表」が適任だと思います。 その青山繁晴氏が次のように発言しています。 (略) 「現場の最前線で戦う東京電力や下請け会社員・労働者、そして自衛官や警察官、消防官らには深刻な被害もあり得る。菅直人首相は自らの思い込みで『撤収するな』と怒鳴ったそうだが、私心で眼が曇ったような軽挙妄動は、辞任に値する」(夕刊フジ、3月19日) |
●(10)平成23年4月1日、週刊ポスト「官邸パニック症候群 全内幕」
<新聞・テレビが報じない「原子炉の真実」> <「原発職員は被曝して死ね」と恫喝した菅直人「亡国の7日間」> 福島がチェルノブイリになる――そんなデマが日本中を駆け巡った。皮肉なことに、原因は原発の仕組みも構造も国民に知らせず、根拠のない「安心論」ばかりを喧伝した政府の姿勢にある。未曽有の国難の中、なぜ菅政権は真実を隠し続けたのか。大地震発生からの1週間に「福島で起きていること」を冷静かつ丹念に調べていくと、浮かび上がってきたのは「世界的大惨事の懸念」ではなく、国「官邸のメルトダウン」だった。 <第1幕 初動・半日で崩壊した官邸の「カイワレ作戦」> 原子力発電を巡る言論、報道は、平時でも異常さを伴う。「被爆国である日本に原子力は要らない」という政治的イデオロギーによるヒステリックな批判がある半面、その反動として、日本が原子力技術を持つことは、いずれ核兵器開発につながるから、安全保障上、好ましいという軍拡派の論壇も盛んだ。 まず、政府、原子力安全・保安院、そして電力会社の秘密主義とミスリードだ。 だが、まさにその時に1号機内で水素爆発が発生し、建屋が崩壊。官邸発案の「カイワレ作戦」は、わずか半日で破綻した。 本誌は、事故が明らかになった直後から、同原発関係者、および原発設計に関わる専門家、原子力の専門家に取材し、断片的に発表される乏しい情報をもとに、この未曽有の事故の実態を探っていた。 ところが、そのポンプが1つも動かなかったのである。原因は炉心停止直後に襲った津波だった。 <信用できない会見がデマを誘発> 枝野幸男・官房長官は、終始この問題でスポークスマンを務め、落ち着いた受け答えを評価する声もあった。ただし、不正確な情報で誤魔化しながら「とにかく安全です」と印象づけることに主眼を置いていたことは否定し得ない。 過去に例のない重大事故なのだから、わからないならば「わからない」、危険があるならば「危険な事態だ」、想定外の展開になったのならば「初めての試みなので、どうなるか正確には予測できない」と、正直にいえばいいのだ。 危機管理の専門家である「リスクヘッジ」の田中辰巳・代表は、今回のような重大な危機に際しては、「感知」(危機を感じ取り、事態を掌握する)、「解析」(事態を認識し、展開を予測する)、「解毒」(誠実・正確な情報公開で不安を取り除く)、「再生」(修復と出口戦略)の4つが肝要だと分析したうえで、枝野氏の言動をこう評した。「一番はじめの感知でつまずいてしまった。正確な理解ができていないのに不用意な発言を繰り返したことで、国民の不安を煽ったと言うべきです」 <第2幕 混乱・説明されなかった「最後の砦」> 本誌が枝野氏の発表が嘘で、必要な情報を隠していると断じることができるのは、専門家たちが、「こういうことが起きているのではないか」「これから数時間後にこうなるだろう」と予測したことの多くが的中し、しかもそれらは枝野氏や東電が会見で明らかにした事実を前提としないで 導いた結論だったからである。「電源が切れれば2号機、3号機も同じことになる。4~6号機も水を送れなければまずい。6つ一緒にコントロール不能になれば、重大事故につながる」 3月15日朝に、事態はさらに暗転する。2号機の炉心が空焚き状態となり、「圧力抑制室」が異音とともに破損、一時的に大気圧(たいきあつ)と同じ「1気圧」になったのである。これは外気と遮断された空間に穴が開いたことを意味していた。 「日本の原子炉は、仮に圧力容器(炉心)が熔けるようなスリーマイル級の事故に至っても、高温の燃料ペレットなどの放射性物質は、核反応を止める“ポイズン(毒)”と呼ばれる冷却材(ホウ酸など)を溶かした3000トン級の水をたたえた頑強な格納容器に落ち、核分裂は止まって、水中で冷やされて収束する可能性が高い。高温の燃料が水に落ちるとき、水蒸気爆発を起こす可能性があるが、格納容器は十分耐える強度を持つ。その過程で仮に核燃料が臨界(連鎖的反応のこと=31ページ囲み記事参照・割愛させていただきます)に至っても、格納容器はもつと考えられる。それで済めば、周辺への影響はほとんどない」(前出の原発技術者) これは、圧力抑制室の事故が起きる前に得ていたコメントだが、格納容器の水が抜ければそのシナリオが崩れる可能性がある。 これだけの情報でも、2号機の危険度を判定する材料としては重要だ。原発技術者の中には、2号機で起きた圧力抑制室の損傷原因が、「炉心溶融による水蒸気爆発が原因ではないか」との見方もある。だとすれば、すでに2号機は「最後の砦」で反応が止まって最悪の事態(放射性物質の拡散)を避けられたことになり、格納容器の防御機能も証明されたといえる。 <「初めてだから」と逃げた蓮舫> その間に菅政権は混乱の度合いを深めていく。12日の夜、原発より先に暴発したのは、菅首相だった。 さらに状況が悪化すると、菅政権は人事で目くらましを図った。13日になって蓮舫・行政刷新相に「節電啓発担当大臣」を兼務させ、辻元清美・代議士を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命した。しかし、その前日に枝野長官は災害ボランティアについて、「二次災害や交通混雑で救援に遅れが生じる」として「今は不要」と表明している。おまけに仙谷由人・民主党代表代行を官房副長官として官邸に呼び戻すなど、行き当たりばったりは明らかだ。 こんなこともあった。東電に計画停電の説明を要求した仙谷氏は、「ご不明な点はカスタマー・センターまで」とFAXで回答が来ると、「俺を誰だと思っているんだ」と激怒。岡田克也・幹事長は、この危機を予算通過、当一地方選の延期、さらにはマニュフェスト撤回に利用しようとした。 <第3幕 官邸メルトダウン・決死隊指示は総理大臣の「責任逃れ」> ついに炉心より先に官邸がメルとダウンした。 確かに、原発事故をめぐる東京電力の対応に反省すべき点は多い。しかし、彼らはあくまで民間人である。総理大臣が「危機はお前のせいだ。死んでもいいから何とかしろ。もし逃げたらお前の会社は消える」と目を血走らせて語る様は、原子炉の危機以上に、この国の「最終局面」を感じさせるに十分な光景ではないか。 さらに海江田万里・経産相は同じ日、東電に対して火災を起こした福島第一原発4号機に「注水を可及的速やかに行うよう」という原子炉等規制法にもとづいく大臣命令を出した。高い放射線に汚染された4号機に突入せよというものだ。 当初、東京電力は注水作業にかかわる50人ほどを放射線だらけの福島第一原発に残していたが、総理の恫喝の後、社員や協力会社の作業員が現地に戻り、合わせて約180人が「決死隊」となった。 <「オバマへの謝罪電話」情報> 菅首相はなぜ、常軌を逸した行動に走ったのか。アメリカの民主党ブレーンの驚くべき証言を得た。 菅首相は、15日中には「米軍機による冷却材散布」「そのための山形空港の供用」をすばやく決めた。もし、菅氏が怒れるオバマに恐れをなし、国民の安全より何より、まず「アメリカのいう通りに」と考えて東電職員を盾にしようとしたとすれば、「外国人献金」どころではない国家反逆行為だ。 4号機は点検中で震災時には稼動していなかったため、原子炉から抜き取られた使用済み核燃料が専用プールで保管されている。使用済みといっても、一定の崩壊熱を出しているから冷やし続けなければならない。 ここにも公表されない重大危機がある。東電の原子力部門の関係者としかいえないが、恐るべき4号機の秘密を明かした。 ここまで述べてきたように、現在の状況は深刻な危機ではあるが、今後起きる事態は絶望的なものではない。「死の灰でみんな死ぬ」などとパニックになるような絶体絶命ではないのである。仮に原発がコントロールを完全に失って職員が退避し、メルトダウンが起きたとしても、それによる環境被害は極めて限定的、という結末も十分にあり得る。 |
<文責:藤森弘司>
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