2010年4月25日 第14回「トピックス」
両親のDV目撃 脳に悪影響

平成22年4月23日、読売新聞「両親のDV目撃 脳に悪影響」

 <熊本大が確認>

 子どもの頃に両親の家庭内暴力(DV)を見て育つと、脳の発達に悪影響を及ぼすことが、熊本大の友田明美准教授(小児発達学)らの研究で分かった。児童虐待防止法では暴力を目撃することも心的外傷を与えるとして児童虐待に当たるとされており、医学的に裏付けられた形だ。23日から盛岡市で始まる日本小児科学会で発表される。 研究は米ハーバード大と共同で米国人を対象に実施。3~17時に自身は虐待を受けず、日常的に父親が母親に殴るけるなどの激しい暴力をふるう姿を目撃した18~25歳の男女15人と、虐待のない家庭で育った33人を選び、MRI(磁気共鳴画像装置)で比較した。

 その結果、目撃経験者は目からの情報を処理する右脳の「視覚野」の容積が、目撃したことのない人に比べ平均20.5%も小さいことが分かった。
 視覚野の血流量を調べると、目撃経験者の方が8.1%も多く、これは神経活動が過敏になっている特徴だという。

 学力や記憶力も調べたところ、目撃経験者の方が低い傾向が出た。

 ●(2)学者というものは、実にくだらない研究をするものです。
 「両親のDVの目撃」だけを対象にせず、全ての人間をMRIで調べれば、全ての人間の全ての違いが出るはずです。「両親のDVを目撃」した人だけの問題ではなく、例えば、こういうくだらない研究をする学者の「脳」を調べてみても、学者としてのすばらしい「脳波」が出ると同時に、例えば「情緒」などの「分野」が一般よりも数パーセントから数十パーセント、発達の遅れが発見される可能性があります。学者は学者らしい「脳の形」、スポーツ選手はスポーツ選手らしい「脳の形」が発見できるはずです。いかにも「両親のDVを目撃」した人だけが問題のように扱うのは、学者の視野の狭さ(視野狭窄)です。「両親のDVを目撃」した人だけでなく、私たちは全員、両親から育てられた環境、つまり両親の特徴に合わせて、子どもは性格を形成するのです。

 その意味・・・・・つまり、「性格を形成する」という意味は、オオカミに育てられれば、オオカミの両親の性格に順応する<このHPの表紙に表示している「イーマ」の連載をご参照>ように、育てる両親の性格傾向に順応できるように「脳」を変形させます。粘土をこねていろいろな形を作るように、乳幼児は「脳」を歪めて、両親という「環境」に適合させているのです。

 これは人間の「深層心理」が理解できれば、常識的に理解できることです。

 <ご参考「今月の言葉」、第91回、92回、93回「脚本分析・・・オバマ大統領は大丈夫か?①②③」>

<文責:藤森弘司>

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