2010年3月15日 第7回「トピックス」
新型インフル沈静化

 ●(1)平成22年3月12日、読売新聞「新型インフル沈静化」

 <患者数「流行」の指標下回る>

 国立感染症研究所が全国約5000医療機関を対象としたインフルエンザの定点調査で、最新1週間(3月1日~7日)の新規の患者数が1医療機関当たり約0・8人となったことが11日、分かった。昨年8月中旬、流行入りの指標となる「1人」を超えて以来、初めて1人を下回った。今回の新型インフルエンザの流行は終息したと見られる。

 患者数は昨年11月23~29日の週に39・63人のピークに達した後、減少傾向が続いていた。季節性インフルエンザの患者も一部含まれているが、ほとんどは新型インフルエンザと見られる。

 世界的にも新型インフルエンザの流行は沈静化しており、世界保健機関(WHO)は現在、流行がピークを越えたと判断できるかどうか検討中。
 厚生労働省は、国内の7月から2月までの累積患者数は2059万人で、国民の大半は新型インフルエンザに対する免疫がないことから、「流行は沈静化しているが、再流行する可能性は十分ある」と指摘し、今後も再流行への警戒を続ける方針だ。

 ●(2)先日の「チリ地震」の津波も同様でしたが、第二派のほうが怖いようです。特に、強毒性の鳥インフルエンザと混ざって、強毒性に変異した場合には脅威です。強毒性の鳥インフルエンザだけでなく、いつ、どこで、どんな「ウイルス」と混ざるか予想がつかないだけに、第二派に発生した場合の十分な注意が必要です。

 むしろ、テロと同じで、見えないものですから、「いつ、いかなるウイルスと混ざり合うか」、というよりも「混ざり合う機会がある」と考えたほうが常識的でしょう。
 今から、備蓄の練習をしておくことです。急に取り組んでも、何を準備してよいのか検討もつかない上に、取り揃えるのも、非常に大変です。備蓄品の一覧表や備蓄方法など、実際に取り組んでみると、結構、難しいものがあります。

 備えあれば憂いなし。今から、少しずつ、取り組むことをおすすめいたします。専門家は、まず3日分からスタートすると良いと述べています。分からない方はお問い合わせをいただければ、ささやかながらご助言申し上げます。2010年代は、何があってもおかしくない時代のように思えます。決して不安を煽るわけではありませんが、「大地震」「強毒性インフルエンザ」、そして「デフレ」あるいは「インフレ」などのいずれかの脅威は、この10年間にあると考えるほうが常識的だと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?
 備えあっても憂いはありますが、いくらかは憂う量が減るのではないでしょうか?

<文責:藤森弘司>

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