2020年4月30日第150回「トピックス」「コロナウイルスの真実①」

(1)「“隠れコロナ死”を拡散ワイドショー」(夕刊フジ、2年4月10日)

 <略>

 厚労省がまとめた2018年の人口動態統計によると、日本では1年間に肺炎を発症した患者で約9万4000人が亡くなった。365日で割ると1日あたりでは257人の計算だ。

 一方、新型コロナウイルスの感染者数は8日午前0時時点で累計4453人死者は98人にとどまる。米国(感染者36万8449人、死者1万8人)や、イタリア(同13万2547人、同1万6523人)などに比べると、かなり少ない。

 そこで、冒頭のワイドショーが拡散している疑惑について、新型コロナウイルス対策にあたっている厚労省結核感染症課に問い合わせた。

 <略>「その結果、コロナ感染が疑われる事例には漏れなくPCR検査に回し、詳細に原因を突き止めている。その確定診断結果を、新型コロナウイルスの死者数などとして公表している。決して数字に隠蔽はない」と語っている。<略>

(2)「ニッポンの新常識」(ケント・ギルバート氏、夕刊フジ、2年5月1日)

 <新型コロナ 日本は統計学に基づいたデータの公表を!>

 新型コロナウイルスをめぐって、米スタンフォード大学などの研究チームが、興味深い調査結果を公表した。カリフォルニア州サンタクララ郡の住民3330人を「ランダムサンプリング」で調査したところ、感染者の人口推計が2・5~4・2%となり、確認されている50~85倍の感染者が存在する可能性があるというのだ。

 注目したいのは致死率で、0・1~0・2%だった。これは、2009年に大流行した新型インフルエンザの日本における死亡率(0・16%)と、ほぼ同数となる。

 もちろん、世界各国でこれだけ死者が出ているだけに、「恐れる必要がない」というつもりはない。

 単純に計算すれば、致死率=死亡者数/感染者数だ。しかし、現段階では、分母である「感染者数」がすでに陽性と診断された人数だけであって、人口全体の人数(割合)ではない。

 従って、実際の致死率は不明だ。かといって、全人口を調査することは不可能だ。そこで「ランダムサンプリング」と呼ばれる統計学に基づいた算出方法が役立ち、実態を高い割合で把握することを可能にする。

 世論調査と同様の原理で、5000人程度の「サンプル」を調査すれば、およそ信用できる感染者比率を割り出すことができる。継続的に行えば、信憑性が上がり、現状を把握するだけではなく、これからの展開も予測できる。

 日本の現状は、毎日の感染者・死亡者数が発表されるものの、人口における感染者の割合ど、詳細な統計データを公表しているとは聞かない。詳しい統計が示されなければ感染実態を正確に把握することはできず、経済活動を再開するための判断材料を得ることにならない。

 <略>

(3)「抗体検査 一般人4・8%“陽性”(日刊ゲンダイ、2年5月1日)

 <公表感染者数の400倍超>

 感染症に詳しい久住英二医師が理事長を務める東京都新宿区と立川市のクリニックでウイルス抗体検査をしたところ、一般市民の4・8%、医療従事者の9・1%が陽性(抗体あり)で、過去に感染していたことが分かった。けさ(30日)の東京新聞が報じた。

 HPで希望者を募り、20~80歳の男性123人、女性79人を検査した。

 4・8%といえば、日本人の576万人がすでに新型コロナに感染している計算。現在公表されている累計感染者数の411倍に上る。

 先週に発表された慶応病院の調査では、同病院に入院した一般患者の6%が新型コロナに感染していた。全国民の5~6%、20人に1人以上が感染しているのは確実だ。

 

(4)私・藤森は、当初、周囲の方に、発表されている数字の最低10倍の感染者がいるはずだと言っていました。

 ところが、その直後に、ある専門家が36倍はいるはずだとおっしゃいました。そうだろうなと思っていると、さらに50倍以上をおっしゃる専門家がいました。

 当然のことです。何故ならば、スズメやハトが自分の周囲を飛び回っているのとは訳が違います。全く見えない相手であり、マスクも役に立たないと言われるほど極小のウイルスを防御できる訳がありません。

 さらには、完璧な防御をしている専門家が感染しています。どこに浮遊しているかが全く分からない上に、マスク程度では防げないウイルスは、一般の我々がかなり感染しているのは当然過ぎるほど当然のことです。

 つまり、免疫力の差、体調の問題や負荷がかかっている状況(受験勉強で苦労しているとか、決算の作業で徹夜したとか)であるとか、その他、いろいろな状況からくることの結果としての「免疫力」の差が表れていて、ほとんどの人は、知らないうちに感染して、知らないうちに、免疫力で撃退しているのではないでしょうか?

★★日本の人口を1億2000万人とします。そして、仮に、全ての人が80年間生きるとします。

 1億2000万人÷80年間=150万人です。これを12カ月で割ると、毎月125,000人です。さらに30日で割ると、毎日、約4200人が亡くなります

 これを、毎日、毎日、詳しく報道されたならば、ウンザリして、生きる活力が失われてしまうのではないでしょうか。

 つまり、毎日のコロナウイルスの感染者数や死亡者数の詳しい報道は、上記の人類の常識から考えて、余りにも過剰な報道のように思えてなりません。

 多分、毎年のインフルエンザで亡くなる方々とあまり変わらないのではないでしょうか?ただ「未知」とか、「治療薬」が無いとかで、騒ぎ過ぎているが、アビガンなり、レムデシビルなどが「特効薬」として承認されたならば、コロナウイルス・ショックは一気に下火になるのではないでしょうか?

 早くそのようになって欲しいものです。