2019年1月15日第140回「トピックス」「箱根駅伝の一考察」
(1)私(藤森)はメディアでの報道で、何か気になることがある場合、客観性をもたせるために、妻に予言するようにしています。
正月3日の箱根駅伝レースがスタートする直前、青山学院大学の原監督のことがとても気になっていたので、「もし、青山学院大学が優勝できなかった場合、原監督がメディアに出すぎているからだ」と予想しました。 原監督は、下記の(3)で・・・ 「テレビ出演は多くのオファーを受けた中で選手の指導に支障がない時間帯に出演しています。異分野の方々と交流することで刺激になり、選手の指導に役立つことも多いんです」と説明しています。 しかし、極限状態でのギリギリの試合・勝負というものは最後は、そのような理性的なものを超えたところにあるものです。 下記の(2)で元横綱の大乃国が<目には見えない「気」というものが、大きく左右するんです。>とおっしゃっています。 原監督は奥様と共に、駅伝の選手たちをとても素晴らしい「指導」をしたり、「支え」たりしていますが、4連覇したことで、かなり「気」が緩んでいるように思えました。 元横綱の大乃国や張本勲氏がおっしゃっていることは、私の考えを裏付けているのでとても勇気づけられ、ここに掲載することにしました。
(2)「注目の人 直撃 インタビュー」(日刊ゲンダイ1月11日) <第62代横綱大乃国 日本相撲協会広報部長 芝田山親方> <略>(横綱・稀勢の里についてのインタビュー) ・・・横綱は力もそうですが、精神面はそれ以上に重要ということですね。 <芝田山親方>力だけが相撲ではありません。土俵の上で、精神状態がどれだけ重要か。目には見えない「気」というものが、大きく左右するんです。 ・・・稀勢の里も、相当追い込まれている。 <芝田山親方>今が一番苦しい時期でしょう。これまでは温かい目で見てくれたファンからも、厳しい見方をされている。稽古不足もある。でも、何とか乗り越えてほしい。 稀勢の里がこの先、復活できるかどうかはわかりません。何かのきっかけで変わる場合もあるし、かといって開き直りなんてそう簡単にできるものでもない。親身にアドバイスしてくれる人も、結局は他人事ですから。横綱とは孤独で苦しいもの。ただ、それでも悔いを残さないように稽古をして、「これが横綱稀勢の里だ!」という相撲をみせてほしい。それが芝田山の願いです。 (利き手=阿川大) |
(3)<青学大の原監督が張本さんの「喝」に感謝> (スポーツ報知/報知新聞社、01/08 13:29) 第95回箱根駅伝(2、3日)2位で5年ぶりに優勝を逃した青学大の原晋監督(51)は8日、野球評論家の張本勲氏(78)に6日放送のTBS系「サンデーモーニング」で新年1発目の「喝」を入れられたことに感謝する考えを明かした。「同じ広島県出身の大先輩に『喝』を入れられたことは、ある意味、認められたということ。ありがたいことです」と原監督は神妙な表情で話した。 史上初となる2度目の学生駅伝3冠と箱根史上3校目の5連覇を狙った青学大は、往路6位の出遅れが響き、復路で猛烈な巻き返しをしたものの、悲願の箱根路初制覇を果たした東海大と3分41秒差の2位に終わった。その結果に張本氏は「喝だ! 青学の原監督に。注意の喝」と、おなじみのフレーズで断じた。その理由について「バラエティー(番組)出過ぎだよ。勝ってから出るならいいけどね。人気者はいいですよ。しかし、あれだけ出ると反感買いますよ」などと話した。 張本氏の発言は拡散され、ネット上などで大きな話題に。原監督自身も張本さんの発言を知ることになったが、正面から受け止めた。 「張本さんと私は同じ広島県出身です。努力を重ね、プロ野球で3000本安打以上を放った。その大先輩を私は尊敬しています。張本さんのご意見は、ありがたく頂戴します。そもそも、陸上界で『喝』を入れられた選手、指導者はこれまでいました? ある意味、認められたと思っています。ありがたいことです」 原監督は張本氏の「喝」に感謝し、そのような意見があることを参考にしつつ基本的なスタイルは貫く。 張本氏に「出過ぎ」と批判されたが、7日は午前には4年生選手らとTBS系の「ビビット」に生出演し、午後には東京から移動し、大阪の読売テレビで収録された日本テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」にハシゴ出演した。9日は再びTBS系「ビビット」と日テレ系の「グッと来た名場面グランプリ」にハシゴ出演する。「テレビ出演は多くのオファーを受けた中で選手の指導に支障がない時間帯に出演しています。異分野の方々と交流することで刺激になり、選手の指導に役立つことも多いんです」と説明した。 青学大の新チームはすでに5日に始動。6日には、今回10区2位だった鈴木塁人(たかと、3年)が新主将に決まった。箱根王座奪還に向けて走り始めた。「来年は張本さんに『あっぱれ!』をもらえるように頑張ります」と原監督は笑顔で話した。 |
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