2017年2月28日 第175回「今月の映画」
監督:矢口史靖 主演:小日向文世 深津絵里 泉澤祐希 葵わかな
●(1)今回の映画「サバイバルファミリー」を取り上げた理由は、まさに、東日本大震災で、これに近い体験をしたからです。東京住まいの私たちは、東日本大震災で、それほど巨大な被害を受けていないと思われます。しかし、もし、東日本大震災のような巨大地震が東京を直撃したならばどうなるのか、それを私(藤森)はいつも危惧しています。
今回の映画はかなり笑える内容になっていますが、でも、笑ってばかりはいられない深刻な内容を含んでいるように思え、疑似体験するために鑑賞しました。 大震災に襲われれば、エアコンが使えなくなることは簡単に分かりますが、石油ストーブまで使えなくなるとは夢にも思っていませんでした。しかし、体験してみれば、点火させるために電源が必要だということがわかりました。 液状化現象も、千葉県の浦安だったでしょうか、もの凄い液状化で、道路が川のようになっていました。大都会の東京は、巨大地震や巨大な津波に襲われると、何が起こるのか・・・想像を絶する事態になりはしないかと不安が大きいです。 東京の地下は、多分、想像を絶する蜘蛛の巣と言ったら良いのでしょうか、地下鉄や上下水道、電柱の地下化や電気・ガスなど、種々様々なトンネルが掘られています。そこに大津波が襲ったならば、多分、全部、水浸しになってしまうのではないでしょうか。その水はどうやって排水するのだろうか。 また、50階建てのマンションの上の方に住んでいる方々、事務所もそうですが、最大で5メートルくらいの揺れがあるそうですね。そうなると冷蔵庫などは建物の中を猛烈な勢いで飛び回り、巨大な凶器になるそうです。冷蔵庫だけでなく、テレビも机も、種々様々な物体が飛び回るそうです。想像を絶する光景になりそうです。 しかし、私が一番危惧することはトイレの問題です。 食料や水などはまとめ買いや、まとめて備蓄することが可能です。トイレもマンションの外に仮設トイレが出来るでしょう。しかし、50階建てのマンションが建つところは、周囲にも高層マンションが沢山あるでしょう。さらには、外に出てもコンクリートばかりですし、仮設トイレが不足気味になりかねません。その上に、エレベーターが故障していれば、40階、50階分の階段を下りたり、上がったり、1日に何回もできないでしょう。 我が家は東京の田舎の日野市ですので、空き地は充分にありますし、多摩川も近いので、この点はかなり大丈夫ではないかと、少しは楽観していますし、直線距離で50メートルの所にスポーツ公園があり、さらには4~5㎞のところに昭和記念公園や防災センターなどがあるので、かなり恵まれた環境にあるかもしれません。 とは言え高齢になると体が思うようになりませんので、そういうあれやこれや、心配や不安が尽きませんので、この映画を観ました。皆様のご家庭では、備えは十分でしょうか? |
〇(2)突然“OFF”の世界がやってくる。 生き残るためには、どうすればいいのだろう? サバイバル能力の無い一家が、いきあたりばったりに命がけの旅をする。 そのうち気がつけば皆“ON”になっている。 そんな映画を作ろうと思ったのです。 矢口史靖〇(3)<STORY>ある日、地球から 電気がなくなった・・・・・ スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない・・・・・。< 1DAY NERIMA-KU TOKYO>空港を目指して出発! 自転車で羽田空港を目指す。米屋で物々交換。 無価値扱い。光恵が隠し持っていた高級ウイスキーで自転車と米をゲット。自転車で鹿児島へ!? ようやく羽田に到着・・・・・
飲水は貴重品。 海老名サービスエリアで初野宿。 < 7DAYS NIHONZAKA TUNNEL>長く暗いトンネルにさしかかる。 食料が壊滅! 豪雨直撃。 河原で一泊。 マッチも水も底をつく。父親は家族が止めるのも聞かず川の水をゴクゴク飲む。ネコ缶とバッテリー補充液をGET! ネコ用缶詰をゲット!さらに自動車部品店でバッテリー補充液が飲めることを発見!<後略> |
<文責:藤森弘司>
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