2008年6月30日 第71回「今月の映画」
監督:和泉聖治 主演:水谷豊 寺脇康文 西村雅彦 西田敏行
●(1)映画「奇跡のシンフォニー」、「魚河岸三代目」共に良かったです。アメリカと日本の映画ですが、共通するものがあるように思います。
さて、社会をクリーンにするには、透明性を高めることが一番効果が上がると思います。 |
●(2)それでは何故、このような癒着があるのでしょうか? このホームページでもどこかで書いたように思うのですが、再度、書きますが、その前に、透明性を高めることがいかに大事かという例をご紹介します。下記の記事の中にある「元警察大学校長、元内閣情報調査室長・大森義夫氏」のような人物はなかなか出ないものですね。日刊ゲンダイ、20年6月12日、<荏原製作所 大揺れ> <元内閣情報調査室長決算に意義> 株主総会を前に大手プラントの荏原製作所が大揺れだ。 社外監査役のひとりである大森義夫氏(69)が「経理帳簿に虚偽の疑いがある」などとし、決算の承認に異議を唱えたのである。大森氏といえば警察庁の大物キャリアで、警察大学校長や内閣情報調査室長を務めた。 「経理帳簿の虚偽」とは聞き捨てならない話だ。 荏原は昨春、元代表取締役副社長らによる3・2億円もの架空支出が発覚した。弁護士団に調査を依頼して、取締役11人の責任が問われた。昨年12月に調査報告書を公表。「他に不正はない」として、幕引きをした。そうしたら、大森氏が「おかしい」と”噛み付いた”のである。大森氏が言う。 「私は何も唐突に異議を唱えたわけではない。今年の1月から監査役として9通の質問書を提出して、会社側に回答を求めていたのです。しかし、納得がいく答えが得られなかった。そこで、決算不承認の意見を出したのです」 荏原は最近、秘密義務の規制を強化した。そのせいか、大森氏の口は重い。<まだ尾を引く不正支出の後始末> しかし、荏原の周辺では、他の不正支出が語られている。精密機械から廃棄物リサイクルまで扱う企業だけに、工事によっては迷惑料のような要求もある。現場レベルでは、イロイロあるのだ。それなのに「他の不正はない」と断じたことに無理があったように見える。大森氏はこうも言った。 「私は40年間、情報一筋でやってきた。情報の開示こそコンプライアンスの基礎だと思う。これは政治や行政の世界だけでなく、企業のガバナンスでも一緒です。私が求めたのは情報開示で、それが得られなかったから納得しなかったのです。私は今さらポストや金に執着はない。今後は監査役が決算を承認しないという事例が出てくるでしょう。私のような異議申し立てが日本の株式市場の健全化に役立てばいいと思います」 荏原製作所の広報室は「大森監査役とは話し合いを重ねてきたが平行線だった」と言う。元警察のキャリアの反乱には当局も関心を示している。 |
●(3)日刊ゲンダイ、18年1月7日<新聞&TV「巨大メディアのもたれ合い構図を斬る」連載③>
<田中角栄と新聞 放送免許で利害一致> |
○(4)<映画・相棒のパンフレットより>
<特命係とは> |
○(5)<パンフレットより> <警視庁特命係、最大の事件、勃発!! 謎の記号から東京ビッグシティマラソン2008へ> <巧妙に仕組まれた爆破計画!?> 謎の記号が残された連続殺人事件が発生。その記号が示したのは、東京ビッグシティマラソンを狙う、不気味な爆破計画だった。果たして誰が、何のために? 事件の真の目的とは? 混迷を極める捜査の展開を追う。『相棒-劇場版-』ストーリー事件の発端は、東京郊外の巨大なテレビ塔で元人気ニュースキャスターの仲島考臣の死体が発見されたこと。現場には謎の記号「f6」が残されていた―。 警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、内村刑事部長(片桐竜次)や中園参事官(小野了)らから、小包爆弾のターゲットとなった衆議院議員の片山雛子(木村佳乃)の護衛を命じられた。雛子は爆発物で襲われるも、無事に海外視察に出立。襲撃現場には「d4」の記号があった。陣川警部補(原田龍二)がもたらした会員制webサイトSNSの情報から、仲島と雛子の事件が予告殺人だったことがわかった。「処刑リスト」と名づけられた掲示板に被害者の名があったのだ。さらに、2週間前に交通事故死していた来生判事の名前もリストに連ねられ、その事故現場から「e4」の記号を発見した右京は、それらの記号がチェスの手を示す棋譜の記号で、一連の事件は連続殺人だと薫に説明する。 チェスの定石における次の一手「g5」が残されていた現場では、有名美容整形医・安永が殺されていた。その受診申請書から、被害者ら全員に面会を申し入れていた守村やよい(本仮屋ユイカ)が捜査線上に浮かぶ。捜査一課の伊丹憲一(川原和久)と三浦信輔(大谷亮介)、芹沢慶二(山中崇史)らはやよいを取り調べるが、武藤かおり弁護士(松下由樹)に阻止されてしまった。 手詰まりとなった捜査一課をよそに、右京は「処刑リスト」サイトを管理者から乗っ取ったという正体不明の人物のアドレス「staleate@hot-free.net」にあてて、次の一手をメールしていた。意外にも返事があり、そのまま真剣勝負の対局へ。薫や角田課長(山西惇)らが見守る中、ついに右京が「チェックメイト」と告げる。その投了図は、東京ビッグシティマラソンのコース図と同じ形だった。マラソンには、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)や右京の元妻・宮部たまき(高樹沙耶)ら市民ランナー3万人と、15万人の観客が集まる。その発起人の雛子がターゲットだったために中止の検討もされたが、発起人に名を連ねる御厨元総理(平幹二朗)の反対と瀬戸内元法務大臣(津川雅彦)のとりなしで、雛子大会への出席を辞退することで開催が決定した。 大河内監察官(神保悟志)の提言によって小野田官房室長(岸部一徳)が手配した結果、右京と薫は武藤立会いのもと、やよいと彼女の父・木佐原芳信(西田敏行)から話を聞くことができた。2人は、5年前に南米・エルドビア共和国で起きた人質事件で殺された木佐原渡(細山田隆人)の父と妹だったのだ。退去勧告を無視して難民救助活動に従事し、ゲリラに処刑された渡とその家族は、自業自得だとバッシングを受けていた。やよいは、渡の親友だった塩谷和範(柏原崇)が、復讐のために事件を起こしているという。仲島や安永、来生や片山らは政府の判断を支持していたのだ。 臨海大橋のたもとで不審なボートを発見して川に飛び込んで追った薫は、伊丹のサポートもあって無事にボートの爆破を阻止した。本部に安堵感が広がる中、右京はまだ腑に落ちない顔。橋上は一般の見学が禁止されている上、ランナーたちはまだ到着していない。爆発を仕掛ける場所とタイミングが合わないのだ。塩谷の計画にまだ裏があると推測した右京は、やよいからの電話で判明した塩谷と渡の思い出の場所・ヨツバ電機の倉庫に向かい、薫はやよいを探してマラソンゴール地点へ赴いた。 木佐原は病で余命半年。外務省に封印された「Sファイル」を公表させ、渡の事件の真実を明らかにするために事件を起こしたという。小野田ら上層部によって全てが揉み消されるかと思いきや、鹿手袋(西村雅彦)の協力を得た雛子の会見で、真実が白日の下にさらされた。父と兄の真意を知ったやよいは、晴れ晴れとした顔で旅立っていった――。 !POINT |
<文責:藤森弘司>
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