自己回復とは
「自己回復」に相当する有名な言葉・・・心理学その他で広く使われている有名な言葉に「自己実現」があります。
ところが「自己実現を目指す」ということは、今の自分は「未だ自己実現の体験がない」ことを意味します。
そうであるならば、「自己実現」するための目標は何でしょうか。
もし「自己実現」を目指す方々が、そのための「目標」を持っていないとするならば、その「目標」は達成できるのでしょうか。
喩えていいますと、旅行するといって家を出たが、北海道へ行くのか、九州へ行くのか、ハワイなのか、アラスカなのか・・・・・行き先によって「支度や費用」が随分違うのではないでしょうか。サイクリング程度なのか、ドライブ程度なのか、海外なのか・・・・・・数時間なのか、一日がかりなのか、何泊もするのか?
そういうことが全くわからずに出発するような方は、いないはずです。
そうであるならば、「自己実現を目指す」ということは、一体なにを「目標」にしているのでしょうか(目標のない努力?)。
これに対して「自己回復を目指す」ということは、「失われた自己を取り戻す」ことを意味します。
「病気や怪我」から回復する場合と同様、元の自分を回復する(取り戻す)ことです。
「かつての自分を回復すること」ですから、その目標とするところは、「自己の内部」です。
私たちが本来有していた「みずみずしい自分自身」を取り戻すこと、つまり「回復」することを意味します。
大地震によって、ガレキの中にうずもれてしまった人のように、私たちも育ってくる過程で、周囲の環境に適応させて生きてきたために、「本来のみずみずしい自分自身」が、ガレキの中にうずもれてしまっています。
それは、乳幼児期であったり、小学生であったり・・・・・幼くて、非力なため、自分一人の力では生きることの不可能な時代に、周囲の環境に合わせて生きようと懸命に「知恵」を働かせた結果のことです。
ガレキの中にうずもれた人を救出するために、ガレキの一つ一つを取り除くように、「みずみずしい本来の自分自身」を回復するために、その課題に相応しい「心理学的」な対応をすれば良いことになります。
いろいろな「心理技法」がありますので、あなたを救出するための適切な「技法」は必ずあります。
仏教では、一切衆生悉皆有仏性(しゅじょう・しっかい・うぶっしょう)といいます。
私たちは、皆、ことごとく「仏性・仏心」を持っているといいます。
誰でも皆、その方の本質的な部分では、心の優しい、みずみずしい人間性を有しているものです。
その「本来の自分自身」を「回復」することを意味するのが、「自己回復」です。
ですから、目標は「自分自身の内部に潜んでいる、本来の自分自身」です。
これが「自己回復」の意味です。
<自己回復総研では、その人が固有に持っている「すばらしい能力・人間性」を信頼することを出発点としています。>
私たちはもともと皆、「すばらしい姿」で誕生しています。
社会の種々様々な「環境」に影響されて、私たちはいろいろな形に変形されていますが、一人一人の人間の本来の姿は大変すばらしいものです。
そこで広い意味での「心理学的な各種の理論や技法」を駆使して、「自己回復」を目指す方々のお手伝いをさせていただいています。
★★★自己回復総研・藤森弘司
パソコンのアドレス<kaifuku@qk2.so-net.ne.jp> |
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